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所得税の算出って?

給与収入の給与所得者を例に、
どのように所得税が計算されるのか
見ていきましょう。

なお、
平成30年度税制改正で控除の見直しが行われ、
給与収入が850万円以下の
給与所得者については、
給与所得控除が
一律10万円引き下げられ、
また、
所得控除の基礎控除が
一律10万円引き上げられました。

2020(令和2) 年分以後の
所得税について適用されています。
 
まず、
給与収入から給与所得控除を差し引くと、
給与所得が求められます。

所得を計算する場合には、
収入-必要経費が基本ですが、
給与所得控除が必要経費に当たり、
給与収入の金額に応じて決められています。

次に、
給与所得から所得控除を差し引くと、
課税所得が算出されます。

この課税所得に
税率を掛けて所得税を計算しますが、
2037(令和19) 年までは
復興特別所得税(算出所得税の2.1%)も課税されて、
計算されます。
 
なお、
所得控除は15種類あるので、
他に控除できるものがあれば、
所得控除の額が増えます。

さらに、
算出した所得税から
控除できる住宅ローン控除などの税額控除がありますが、
その控除額が所得税額を上回っていれば、
所得税がゼロというケースもあります。

まとめると、
①給与収入ー給与所得控除=給与所得
②給与所得ー所得控除=課税所得
③課税所得×金額に応じた税率=所得税
④所得税ー税額控除=支払う実際の所得税

となるわけですね。

一緒に学んでいきましょう!

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