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経済とGDPの成長って?

経済というのは、
基本的には私たち生産者が
働いて財やサービスを生産する。

これを、
家計、企業、政府、外国といった
お客さんに消費、投資として
支出をしてもらうことになります。

これを需要って呼びますが、
同じですね。

その結果、
所得を得ます。

で、この所得を持って、
そのまま100%溜め込む人は
一人もいないですよね。

この所得を持って、
今度はこの人が
お客さん側に回って
そして別の生産者が生産した
モノやサービスを買います。

するとこの方にも
所得が生まれて、
今度はこの方が
お客さん側に回って・・・
という形で、
この実体経済は回っています。

この実体経済において
・生産
・支出
・所得
は必ずイコールになります。

これは例外が出ません。

たとえば、
私がまあ100万円で
仕事を受けしたとします。

100万円のサービスを
生産しました。

それを、
そのお客さんが100万円で
買いました。

では、
私の所得は
いくらでしょうか?

それはもちろん
100万円ですよね。

当たり前ですよね。

このように、
この3つは、
必ずイコールになります。

そして、この生産の合計のことを
国内総生産つまり
GDPと呼びます。

さっき言ったように
・生産
・支出
・所得
は必ずイコールになるので、
実は国内総生産、GDPというのは
生産の合計であって、
支出・需要の合計であって、
所得の合計でもあるんです。

内閣府が実際に、
このGDPについて
・生産面
・支出面
・所得の分配面
という三つの面からの
GDPを発表しています。

このGDPの総額は
必ずイコールになります。

これを
GDP三面等価の原則と呼びます。

経済成長っていうのは
GDPが増えることです。

名目、実質については、
また今度、
改めて説明しますね。

とりあえず
GDPが増えると
あるいは経済成長すると
豊かになると言われますが、
これは所得が増えているからなんですよね。

ということで、
GDPが成長するってことは
経済成長するということになり、
所得が増える事を意味しています。

このことから、
豊かになるんですね。

ところで先ほど、
支出する際のお金、
貨幣は所得が回ってきて
使っているように、
説明をしましたが、
別にこれだけには限りません。

例えば、
銀行からお金を借りて
それで投資をしていいわけです。

企業は特に多いですね。

であるいはお金借りた分を
稼いだ所得から返済するケースもあります。

また、今時は、
現金で給料もらってる人は
少ないと思いますが、
現金でもらって、
それを銀行に預けることもできます。

預けた現金を引き出すこともできます。

ということで、
金融経済と実体経済が
関連して、
国民経済が成り立っているわけです。

※実体経済:サービスの生産、消費などのやり取り
 金融経済:預金、引き出し、融資、返済など

銀行からお金を借りるってなると
何か悪いイメージを持っている方も
多いですが、
企業が将来豊かになるため、
所得を稼ぐためであったり、
生産を増やすために
銀行からお金借りて
工場を建設するために支出する
ということ、
これは当たり前の行為になります。

このような
当たり前の資本主義の基本が
あまり把握されていないのが
今の日本の現状と言われています。

この理由としては、
大きく2つあって、
1.貨幣に関する認識が誤っている
2.経済に関する認識が誤っている
が上げられます。

例えば、
豊かになるという言葉一つとっても、
適当なことを多くの方が言います。

豊かになるというのは、
お金が増える事だ!
などです。

ただ、それは違います。

もし、お金が増えれば豊かになるなら、
銀行から100億円借りてくれば
いいですかね?
(100億なんて融資されないでしょ!
というのはいったん無しでお願いします笑)

そして、その200億円の札束を
部屋に積み上げて、
『よし!豊かになった』と
言いますか?

おそらく、言わないと思います。

なぜなら、
そのお金はいずれ、
返済しなくちゃいけないからです。

そうではないですよね。

豊かになるというのは
所得が増えること。

私たちが働いて稼ぐ給料が
増えることを
豊かになると言うんです。

というのが、
この実体経済と金融経済について
理解すると見えてくることに
つながります。

というわけで今回はここまで。

今回は、実体経済と金融経済の分離、
これらは完全独立して存在してるわけでなく、
関与しあっているということ。

そしてもう一つは、
GDP三面等価の原則。

この二つを理解していると
経済について大まかに理解できますので、
次回も少しずつ情報を整理していきましょう!

お疲れさまでした!

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