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組織における“共通言語”の大切さ

どうも、こんにちは。
成長欲求と堕落欲求が共存している22歳大学生のたかおです!

今回は、全国450人、支部で100人近く要する学生団体で幹部として1年間活動をしてきた上で、組織マネジメントにおいて大事だな、と感じたことの1つ、「共通言語」について書いてみます!

共通言語というと、簡単にいえば「互いに共通認識できる言葉」のことですが、これには大きく分けて2つの側面があると思います。


まず、1つ目の側面は「言葉の純粋な定義づけ」です。
「え?どゆこと?当たり前じゃない?」って思うかもしれませんが、これは案外盲点であり、そして案外大事なのです。
組織で1つのプロジェクトを進めて行くと、そこのメンバー全員が当たり前のように使っている言葉であるのにもかかわらず実はそれぞれの認識が微妙にズレていたり、勘違いしている人間がいたりということが多くあるのです。
そして、言語の認識がズレていると、コミュニケーションが成立しない、または深まらないことが多々あり、議論でもズレが生じ、それに毎回途中で気づけるわけでもありません。それに、たとえ気づいたとしても、その認識を修正する労力、修正した認識で再把握するための時間など、多くのロスが発生するのです。

例えば「“リーダー”がもっと必要だ」なんて話になった時に、「リーダー」を“役職”的な意味合いで捉えるのか、“役割”的な意味合いで捉えるのかで議論は大きく変わって来るはず。前者であれば、「もっとそういったポストを用意して誰かをアサインすべき。」といった方向になりますが、後者であれば、「メンバーたちにリーダーシップを育ませる仕組みを作るべき。」といった方向になります。
もっと極端な例でいうと、自分の領域ではない専門性の高い話をしているところに飛び込んでも、何やら理解不能な言葉が行き交い、全く理解できませんよね?
それと同じで、言語の共通認識がなければ、理解不能、あるいは理解しづらい経験をし、一番酷い場合はそれに気づかずに終わってしまうのです。

ですが、これを突き詰めていき、全員の認識が揃えば、業務の処理スピードを早めたり、意思疎通・コミュニケーションを効率的に行えたり、とり天も多いのです。
組織マネジメントなどに携わる方は是非自分の組織に浸透させてみましょう。

もう1つの側面は「新たな共通言語の創造と定着」です。
これは、「言語の毛繕い」のようなもので、そのコミュニティ独自のキーワードや言葉を定着させ、それを盛り上げて行くことで組織内の仲間意識が強くなります。

例えば、皆さんも友人同士で盛り上がった時の言葉やネタなどを、次にあった時に使ってもらえれば、「あ、わざわざ使ってくれている」「よほど気に入ったんだろうな」「あれは盛り上がったな」なんてことを思い浮かべながら、その人に対する好感度が上がった経験をしたことはありませんか?
組織でも同様で、同じ言葉で盛り上がり、その言葉を使い続けて行くと、「自分たちは仲間なのだ。」という、メンバーそれぞれの所属の欲求を少なからず満たせるわけです。

このように、共通言語とは、
・認識や議論においてズレをなくし、ロスを減らす。
・「言語の毛繕い」によって組織内の仲間意識を高める。
という2つの側面から非常に大事な要素であるのです。

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