生産性を高めるために必要な4つの「選択」
最近、「仕事ができる人ってどんな人?」という質問を受けました。
仕事ができるってどういうことなんだろう。と純粋に考えるきっかけにもなり、その要素として思いついたことがあったので、今回はその時に答えたことの一部、「選択」ということの重要性について、投稿しようかな、と。
①取捨「選択」をしっかりとする。
特に捨てる方。
あまり目を向ける人はいませんが「やらないことを決める」ということも実は大事で、例えば定例MTGや週報、企画書などずっと存在するから作って当たり前のことだと思っているけど、非常に生産性が低く、かつ時間だけは取られるというものも中には存在するはず。
そういったものを嫌々やるくらいなら、
・必要なものであれば自分で変えて生産的なものにする。
・不必要なものなのであればやらないと決める。
なんてことも重要だったりするのです。(もちろんみんなやってるのに個人的にだけやらないなんてのはナンセンス。)
これはチームで動く時もそうだけど、意外と個人の仕事やタスクでも必要ないことをやってる人は多いもの。特に完璧主義者によく見られる傾向ですが、別に必要のないことはやめればいいと思います。
要は、いかに生産的に目的を達成できるか、この一点に完璧主義になればいいと思うわけです。
「見た目や、中身にこだわるのではなく、より少ないリソースでより多くの成果を出す」これが一番大事だし、一番評価されるポイントなのかな、と。
②その時やることをしっかり「選択」して集中する。
これは先ほども出てきた、生産性にもつながることなのですが、実は人間の脳は全くマルチタスクということができない仕組みであるそう。
同時に2つのことができないのはもちろん、2つ以上のことを交互に切り替えながらやるのですら、いちいち頭を切り替え、文脈を思い出し、集中しないといけません。
これは要するにどれだけ今行っている仕事に集中できるか、という話なんですが、例えばSNSに返信しながら資料作成をする、などは生産性がぐっと下がります。皆さんも経験があると思いますが、連絡を返した後必ず、「資料今どこまでいったっけ?」「何書こうとしてたっけ?」挙げ句の果てには「今なんのタスクしてたっけ?」というノイズが多かれ少なかれ入ってしまうからです。その上連絡というのは一回きりではないのでこれが何度も何度も繰り返される。そりゃ、生産性をあげることはできませんよね。
とはいっても何か仕事をしている時にそれ以外のことのアイデアが浮かぶことも少なくありません。
個人的なオススメとしては、PCの横にメモ帳を用意することです。なにか違うことを考えてしまったら2秒でメモだけして戻る。これだけであれば仕事のタイムラグも少なく生産的な仕事をすることも可能です。
また、自分のその日のタスクリストをメモに書いて1つずつ着実に消費していくこともオススメ。
とにかく頭の中のノイズを消すこと。今からすることに集中するために、やることを決めてやらないことを除外することが大事なのです。
③自分の中での「選択」肢を増やす。
これは成果を最大のものにするために大事なこと。
選択肢があるかないかは何もかもが違います。
例えば、就活の際、大企業に行くことしか考えていない人がよくいますが、それで本当に自分の目指すキャリアを進めるのか。(そもそも自分のキャリアなどを考えたこともない人が多いですが。)
メガベンチャーやベンチャーのことも知らずに、選択肢の一つとして考えもせずに、大企業に行き華金を生きがいに毎日を過ごす人は多く存在しますが、
選択肢がなければ、知りもしなければ、当然選ぶことはできません。
そう考えれば、「選択肢を増やす」=「知る」「見聞を広める」ということにもなりますが、とにかく、知っていること、他の選択肢も考慮した上で、自分の方向を決めることが大事。
でなければ最良の選択はもちろん、より良い選択をしたということにすらなりません。1つの選択肢から1つを選ぶなんて、比較対象もないわけですから、その選択の良し悪し、メリットデメリットすらも把握せずに選択している訳です。
僕の今の課題とも言えますが、「選択肢を増やすこと」は意識せずにはできないことなので、独りよがりな決定をしないためにも皆さん日々選択肢を増やすことを意識してみてください。
④自分で決めて、「選択」する。
これが割と一番大事。日本人がなかなかできないことですね。
皆さん、口では「Yes」と言って引き受けておきながら、そのことについて何か問題が起こったら誰か他の人のせいにしたことはありませんか?
そもそも最初の時点で、自分で考え、「No」も選択肢に入れた状態で「Yes」といったことでなければ、なかなか主体性も発揮できずましてや責任感など生まれることもないのです。
なのに実際は、すぐに「はいはい」といっておきながら、なかなか推進力を持って進められないために信頼度が落ち、その状態について愚痴しか言えない人間は数多く存在します。上記の①〜③の内容と深く結びついており、しかしながらこれができるかどうかで、仕事に対するマインドも生産性も何もかもが変わることでしょう。
自分で選ばない限り、自分で選んだと思わない限り、主体性も推進力も生産性もなにもかも養われないし発揮されないのです。
つらつらと書きました。
なにやら非常に偉そうに述べてはいますが、僕もこのように感じるからこれをできるように意識して、何かアクションを考え実行しているわけです。
これらのことを意識して仕事をするだけでも全くもって生産性は変わり、「仕事のできる」人間になれるように思います。
ぜひ4つの「選択」という言葉を大事にして、生産性を高めていきませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?