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親のコンディションの悪さから子どもを護る#259
今週は子どもの夜泣きがひどく、睡眠不足の日々が続きました。
木曜日は車で往復3時間の実家に子どもと一緒に泊まり、翌日は早朝に出て、保育園に送り、仕事に向かったため、昨日がピークに疲労感がありました。
やはり親のコンディションがすべて子育てに影響してくるなとつくづく感じました。
子どもを「家庭」だけで育てるのは危険なので、いかに社会と多様な接点を持てるようにするか、親のコンディションをモニタリングする仕組みを作るかが、親から子どもを守るために大切だと思います。
反省も込めて、親のコンディションの悪さが子どもに及ぼす影響と社会全体でリスクヘッジして子どもを守る仕組みについて考えたいと思います。
寝不足は万病のもと
寝不足だと些細なことにもイライラしてしまったり、いつもならさらっと受け流せる子どもの癇癪にも耐久力がなくなり、怒りがこみ上げてきてしまったり、自分のコンディションが悪いと、子育てはひたすらストレスフルな負のサイクルに入ってしまうのを感じました。
実際に精神科医と話をしていても、6時間以下の睡眠が続いてる状態は医学的には睡眠障害が生じてると捉えるようです。
その意味からも、産後の寝不足の日々はそもそも睡眠障害が起きており、そのため、基礎的によわってるがゆえに輪をかけてうつ病などの発病リスクが上昇してしまいます。
以下の柳沢先生の解説を伺うと、睡眠不足の怖さがわかります
親といってもただの人
先週は国会で共同親権の成立が話題になりましたが、「親」というグルーピングにはかなり無理があるなと思います。
子どもが産まれたら自動的に親になるわけですが、そんなに急に立派になりません。世の中に立派な人は1%くらいしかいませんので、99%は立派ではありません。
親といってもただの人であり、疲労したり、体調を崩したり、仕事で思い悩んだり、youtube観すぎて寝れなくなったり、ポテチを食べ過ぎて気持ち悪くなったり、未成熟すぎるただの人であり、子どもに悪影響を与える最大のリスクファクターです。
子ども家庭庁ではなく「子ども社会庁」へ変えよう
そのため、親のコンディションの良し悪しに影響されずに子どもが親から離れても、生きていける方向に社会としては支援していくことが大切になると思います。
この点について、私は子供を家庭で育てるのだ!という保守的な思想とはかなり意見が違います。
それゆえ、子ども家庭庁ではなく、「子ども社会庁」に名前を変えたほうが良いと思います。
母子ともに危険な状態になる可能性が高い産後の母子家庭、父子家庭、若年出産への支援、
子ども誰でも通園なんて当たり前で、各家庭にプロの保育、医療関係者が毎週訪問して、親子それぞれの健康状態をモニタリングしていくこと、高齢者による産後家庭の家事支援にもっと財政支援を行うこと、などなど、社会が家庭に対して支援できることは山程あります。
寝不足の日々の育児の危険を感じて、保育園や社会からモニタリングしてもらうことが、親から子を護る大事な防波堤になってるとつくづく感じました。
そもそも親の能力、コンディションに依存しないシステム設計にしておくことが、とっても大事だなと感じた1週間でした。
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