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【記事まとめ】サビカスの主要論文を徹底的に精読する!

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マーク・サビカス先生のキャリア構築理論とキャリア・アダプタビリティについて解説した記事のまとめです。 (1)Savickas(2013):キャリア構築理論について(全15回) (…
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#論文レビュー

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(1)理論的背景:Savickas(2013)

研究上の必要があり、キャリア構築理論の論文を読み返しています。少し前には理論勉強会でも扱…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(2)自身を形作る:Savickas(2013)

今回は自身を形作ること(self-making)についてです。サビカス先生は、自身を形作るというプ…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(3)3つの自己:Savickas(2013)

引き続き、キャリア構築理論をマニアックに読み込みます。前回は自己を形作ること(self-makin…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(4)プロティアン・キャリアやバウンダリーレ…

今回は、サビカス先生のキャリア構築理論が、その師匠の一人であるドナルド・スーパーとどのよ…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(5)3つの社会的役割:Savickas(2013)

まだまだキャリア構築理論を読み込んでいきます。もはや自己満足以外の何ものでもありません。…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(7)エージェント:Savickas(2013)

キャリア構築理論では、個人は(1)アクター、(2)エージェント、(3)オーサー、という三…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(8)キャリア・アダプタビリティ:Savickas(2013)

ようやく、私の主な研究領域であるキャリア・アダプタビリティに辿り着きました。ここまでを簡単にラップアップします。キャリア構築理論では、三つの社会的役割としてアクター、エージェント、オーサー、を提示しています。そのうちのエージェントは家族以外の社会的な環境における適応を、適応準備、適応資源、適応反応、適応結果という四つを想定し、このうちの適応資源がキャリア・アダプタビリティであるという位置付けです。 適応準備とキャリア・アダプタビリティキャリア・アダプタビリティの先行要因であ

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(9)適応:Savickas(2013)

前回は、キャリア適応戦略の中の適応資源に該当するキャリア・アダプタビリティの4つの下位次…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(10)オーサー:Savickas(2013)

少し前に扱ったように、私たちは社会との接点を持つ上で(1)アクター、(2)エージェント、…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(11)3つのキャリア支援:Savickas(2013)

クライエントのニーズに基づいて実践家が提供するキャリアに関する支援には、①職業ガイダンス…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(12)キャリア・カウンセリング・モデル:Savi…

クライエントのキャリア構築を支援するキャリア・カウンセリング・モデルについて今回はまとめ…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(13)構築と脱構築:Savickas(2013)

キャリア構築理論の徹底解説シリーズの第11回で、キャリア・カウンセリングに影響を与えるパラ…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(14)再構築:Savickas(2013)

キャリア・カウンセリングに影響を与えるパラダイムをサビカス先生が解説する上で、construct…

【徹底解説】キャリア構築理論とは何か?(15)共構築:Savickas(2013)

サビカス先生がキャリア構築理論について書かれた文献の説明パートの最終盤をまとめます。キャリア構築理論の4つの「construct」として提示しているconstruct、deconstruct、reconstructについて前回までで扱いました。今回は最後のcoconstruct(共構築)のポイントを扱います。 共構築はなぜ大事なのか?サビカス先生は、キャリアについてクライエント自身で構築するだけではなく、クライエントと共にカウンセラーが共に構築することが重要だとしています。