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声優業界トラブル続出

最近の声優業界、マジで色々とヤバいな…。
というか、声優業界を含めた広義のアニメ業界がヤバいのかも知れない…。

先週は、アニメ・声優関連楽曲の作曲・編曲を手掛けていた田中秀和が性犯罪で逮捕されたり、人気声優・櫻井孝宏が事実上の結婚詐欺とも言えるゲス不倫をしていたことが判明した。

そして、今週は楠木ともりが難病指定の遺伝性疾患の診断を受け、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の優木せつ菜役の降板を発表。

そして、「ウマ娘 プリティーダービー」のサイレンススズカ役で知られる高野麻里佳が適応障害のため活動を制限すると発表した。

「ニジガク」は正式なタイトルを見れば分かるようにアイドルアニメだし、「ウマ娘」も広義ではアイドルアニメと呼んでいいのではないかと思う。つまり、キャラクターの声を担当している声優が、関連楽曲を歌い、現実世界でもライブイベントを開催することにより、ファンを増やすという戦略を取っているコンテンツだ。

また、楠木ともりは自ら作詞や作曲も行うソロアーティストとしても評価されているし、高野麻里佳もソロ歌手や声優ユニット、イヤホンズのメンバーとしても活動しているほか、実写映画「ハケンアニメ!」や複数の舞台作品にも出演している。

要は歌や踊り、顔出しの仕事など、本業の声優以外の仕事で多忙を極めているせいで心や体にトラブルが発生してしまったということだ。

まぁ、2人とも本業の方の出演作も多いから、“副業”のせいとばかりは言えないんだけれどね。所属事務所のマネージメントにも問題があるのではという気もしないでもない。

とはいえ、広義のアイドルアニメでは「D4DJ」でも担当声優の交代劇があったし、「ウマ娘」関連では高野麻里佳以外にも体調を崩している者が出ている。また、活動休止のような事態にはなっていないが、「ニジガク」メンバーで楠木ともり同様出演アニメも多い鬼頭明里は、腕の負傷で「ニジガク」のライブでのパフォーマンスが限定的になったりもした(彼女も「ウマ娘」関係者だ)。

コロナ禍になって、歌やダンスの練習時間が制限され、いきなり、リハーサルや本番で激しいパフォーマンスをやることになるから体がついていけないというのもあるのだろうか?

そして気になるのは、アニオタとか声豚と呼ばれる連中の反応だ。

こうした連中は本業でない人が声優をやると豚のようにブーブー文句を言うが、声優が歌や踊りなど本業以外の仕事をすることを喜んでいるのってダブルスタンダードもいいところだよね。

そして、最近の声優の不調問題でも、声優に対して歌やダンスをやめろとは言わない。

矛盾しているんだよ!

結局、アニオタ・声豚の需要があり、それで儲けられるから、というか本業より金になるから、本人も所属事務所もリアルの方でのアイドル活動に力を入れるようになるわけだしね。

まぁ、自分は声優の音楽活動は嫌いではない。というか、一般の邦楽よりも好きだから、こうした売り方を批判する資格はないんだけれどね。
でも、本業声優至上主義者のように本業でない人が声優を務めることを否定したりはしないから、もう少し中立的な立場で語れるとは思っている。

やっぱり、本業でない人が声優をやると文句を言う連中が、声優に歌や踊りをやらせるから心身にトラブルを抱えることが増えるんだという指摘に対してブチ切れているのはダブルスタンダードの極みでしょ!

そもそも、声優って、ステージ(=大勢の目の前)で歌ったり踊ったりすること(実際に歌える、踊れるか否かは別として)って、苦手のような気がするな。
子役やアイドルから声優になった人は別だけれど、最初から声優になりたいと言ってなった人というのは、陰キャ(そこまで引きこもっていなくてもスクールカースト下層出身とか、そこまで地味でなくても文系とか)が多いから、歌やダンスの活動に耐えられるほどの体力はないような気もするんだよね。

田中や櫻井の問題もこうした陰キャ出身ということが関係しているんじゃないかなって思う。
申し訳ないが、彼等のルックスというのは売れて垢抜けてはいるけれど、いわゆるスクールカースト上位出身者には見えない(自分も他人のことは言える立場ではないが)。
要は売れたからこぎれいになって、チヤホヤされるようになったからコミュニケーションを取るのがうまくなっただけのオタクってことかな。

だから、一般層のような恋愛感覚がない(自分もそうだけれどね)。田中や櫻井のやったことは完全にNGだけれど、上流階級としての土台がないまま人気者になってしまったから、その辺のどこまでOKでどこからNGかという判断ができなくなってしまったんだろうね。

そして、声優のアイドル活動の話に戻るが、基本、文系陰キャだから、どこまで自分が体を動かせるかの判断がしにくい。そして、声優になるまではチヤホヤされていなかったから、どこまで、他人(ファン)の要望に応え、どこからは無視していいか分からないって感じなのかな。

同じスクールカースト下層出身が多くても、アイドルは年中、歌や踊りのレッスンをしているから体が慣れてしまっているけれど、基本、声のみの演技がメインの声優にとっては、たまにやる肉体労働はかなりの負担になるってことなのかな?

確かにコロナ前は、泊まり明け勤務の時以外は自分は毎日、腕立て伏せやストレッチをしていたけれど、コロナ禍になってからは、免疫力を高めるために体を疲れさせないことを優先するようになり(&ワクチンを打ってから疲れやすくなった)、体調が良く、なおかつ、時間に余裕がある時しかやらないようになったけれど、久しぶりにやると、結構ツラいんだよね。

つまり、文系の人間にとって、体育会系のマネをするのは楽ではないってことかな。


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