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特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター
デカレンジャーというのは、デカいではなく刑事(デカ)から来ているようだ。
元々、警察官というのは外国人を見たら犯罪者と見るような集団だ。それは日本の警察だろうと米国の警察だろうと同じだ。だから、本作ではまるでエイリアン=犯罪者or犯罪者予備軍として描かれているが、それはリアリティのある描写なのかも知れない。
それに、本作のもととなったテレビシリーズが放送された20年前は今ほど、コンプラやポリコレにうるさくなかったから、そういう世界観の描写も許されていたのだろう。
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でも、本作は2024年に発表された続編であるいうことを考えると、もう少し手を加えた方がいいのではないかという気もした。
せっかく、デカレンジャーの面々の効率の悪い仕事のやり方やブラック労働思考に意義を唱える後輩が出てきたのに、結局、根性論・精神論に取り込まれてしまったしね。
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まぁ、本作は今の子どもではく20年前の子どもがメインターゲットだから、20年前の思想を肯定せざるを得ないのだろうが、なんだかなという気がする。
それから、作中で20周年と20年目という言葉が混在していることが非常に気になった。
周年と年目って違うんだよね。
20周年というのは丸20年を迎えたことを意味する。つまり、2024年に20周年と呼んでいいのは2004年にスタートしたもののことだ。人間で言えば実年齢と同じだ。
一方、20年目というのは数え年によるカウントだ。つまり、20年目を周年に換算すると19周年だ。要は2005年にスタートしたもののことだ。
だから、同じ事案について、同時に20周年と20年目と言うことはできない。
これを知らない人が、文章を書くプロにも多いから呆れてしまう。企業広告とかアーティストのデビュー記念ライブの告知なんて間違いだらけだしね。
脚本を書く人間はもう少し、一般常識を勉強しなさい!脚本家とか小説家、ジャーナリスト、ディレクターなど文章を書く人間には国家資格が必要な気がしてきた。
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