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鬼頭明里 smiley anniversary vol.3 昼の部

3年連続で鬼頭あかりんの“生誕祭”(10月16日生まれ)を兼ねたアーティストデビュー周年イベントに参戦している。

ただ、1周年の時はウェスタ川越、2周年はZepp Haneda、今回は品川インターシティホールといった具合に開催地も、会場の仕様も全く異なるのはよく分からないが…。

まぁ、誕生日近辺の土日で空いているところを探した結果なんだろうが、キャパが縮小傾向にあるのはちょっと気になるかなという気はする。やっぱり、キー局のテレビ番組に顔出しで出るというのは諸刃の剣なのかな。TOKYO MXやBS・CS系のチャンネルなら喜ばれるが、キー局だと、俺たちオタクを裏切り芸能人になりやがったと思いファンをやめる人が出てくるということなのかな?



それにしても、毎年、同じものにしないようにしようと苦労しているんだろうねというのが分かる内容だった。

というか、毎春開催しているFCイベントも結局、トークがあって、ちょっとしたレクリエーション的なものがあって、歌のコーナーがあってと似たようなイベントになってしまうから、なおさら、区別・差別化するのが大変だよね。

前回の生誕祭兼周年イベントは差別化をはかろうとファンが選んだ鬼頭明里楽曲を披露するというライブ中心のプログラムにしたけれど、今年も同じことをやるわけにはいかない。
 
だから、今回はトークとラジオ番組の公録、そして、あかりんが好きなアニソンのカラオケ歌唱(+自身のオリジナル曲)という3本立てのプログラムになった。



この日のあかりんは自分が好きなタイプのビジュアルだったので、そちら方面では何の不満もない。ただ、声優系のライブやイベントの現場はそろそろ引退した方がいいかなと改めて思った。

これはあかりんに限ったことではなく、どの声優系アーティストの現場に行っても感じることなんだけれど、今の声優系現場のコアなファン層って多分、社会人になりたての20代から30代前半くらいのような気がする。人気の女性声優もだいたいこの世代。

それで、この世代のアニオタ・声豚はグダグダ話しているだけのMCや、ダラダラと続く単なる告知タイムでも立ったままだし、演者側も座ってくださいと促さない。オタク側はたとえ告知でも立って聞くのがマナーだと思っているし、演者側も立っていれば、きちんと聞いてくれると思っているのだろう。

でも、自分にはこの最近のアニオタ系現場のMCや告知タイムでも座ってはいけないという文化についていけないんだよね。

それから、ついていけないなと思ったのは、今回のプログラムに組み込まれていたアニソンのカラオケコーナーだ。

アイドルソングなんてのは、今の10〜20代のアイドルが80年代アイドルの楽曲を普通にカバーするし、80年代アイドルにリアルタイムで接した世代が今でも現役でドルオタをやっていたりもする。

一般の邦楽アーティストだって、チャート上位に入るようなアーティストなら、ジャンルは異なれど、アイドルやアニソンの現場に足を運ぶ中年オタクだって何となく知っている。

でも、アニソンってそういう共通認識を持てないような気がする。90年代までのアニソンは懐メロとしてテレビ番組でよく扱われるから、世代に関係なく知られているけれど、2000年以降のアニソンって、リアルタイムで接した人しか知らないような気がする。特に、子ども向け・ファミリー向けアニメの楽曲はそう。今回、あかりんは「イナズマイレブン」の楽曲を歌っていたけれど、自分には全く刺さらなかった。でも、あかりんと同世代もしくは年齢の近い20代からアラサーの観客はめちゃくちゃ盛り上がっていたんだよね。

こういうジェネレーションギャップを見せつけられると、もう、この現場に行くのはやめようかなってなるんだよね。特定の世代だけで仲良しこよしでやっていればって言いたくなってしまう。

まぁ、あかりん出演アニメ「シャドーハウス」2期のOP曲“シャル・ウィ・ダンス?”を歌ったのは良かったけれどね。これは、あかりん出演作品関連楽曲だから、世代に関係なく全てのあかりんファンが楽しめるしね(アーティストとしてのあかりんにしか興味がなくアニメは見ないという人は別だが)。

それにしても、品川インターシティホールでドリンク代を取られるのは納得いかないな。しかも、渡されたのはぬるい常温のペットボトルだし…。

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