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DIALOGUE+SUMMER LIVE ~Welcome to D+~【1部】

DIALOGUE+というユニットがどの声優アイドルよりも、アニソンとアイドル両方のコミュニティに違和感なく受け入れられているというのは言うまでもないことだ。

そして、声優にしろアイドルにしろ、こうしたオタク向けアーティストというのはFCに入会すればライブチケット当選率が高まるor良席をゲットできると思わせる商法を展開にするのが常だ。

ところが、DIALOGUE+にはそうしたFCがない。所属レコード会社のアプリ登録が必要な程度だ。つまり、DIALOGUE+のライブチケットは先行販売であっても一般販売ということになる。

だから、なかなか良席をゲットすることは難しい。ただ、女性や若者のファンが多いというイメージを作りたいから30代以上の男は排除するといったFC先行販売のようなあからさまな当選者の決め方はないようにも思える。でも、座席配置に関しては女性や若者が優遇されている感じはするかな。というか、最近のオタク系ライブはアニソン系にしろ、アイドル系にしろ、20代が客層の中心になってい(AKB48グループを除く)。運営やチケット会社が意図的にそうしている面もあるのだろうが、女性や若者の需要が高いのも事実であると思う。だから、30代以上の男は余った席をわけてもらうといった程度でしか参戦できないということだ。まぁ、声優系ライブの現場からは徐々にフェイドアウトすることになりそうかな。明らかに平均的な客層から浮いてくると居心地悪いしね。DIALOGUE +は声優要素とアイドル要素が均等にあるからそうでもないが、TrySailとか最近は自分はいていいのかって感じることもあるしね。

声優系のライブってMCとか余興コーナーでもずっと立っている観客が多いし、今の10〜20代からすると、ずっと立つのがデフォルトになっているんだろうね。



今回のライブは上演時間1時間ちょっとのものなので、ワンマンとかツアーと呼ばれるものよりはくだけたイベント寄りのものとなっている。まぁ、DIALOGUE+はアイドル系とアニソン系両方の夏フェスに出るから夏はライブモードとなっている。それに新曲も出したばかりだ。だったら、このタイミングでちょっとした単独公演をやるのもありだよねって発想なのかな?

それにしても、DIALOGUE+の現場っていつも仕切り悪いよね。相変わらず入退場の時間はかかるし、スタッフが客にボードをぶつけても謝らないし。これで、今までなかったFCを発足することや過去最大規模のライブ(フェスを除く)を年明けに行うことを発表したが大丈夫なのだろうか?

そして思った。過去にTOKYO IDOL FESTIVALなどのアイドルフェスや、Zeppで見たワンマンでは声優のライブよりもアイドルのライブを見た気分になっていたが、新宿文化センターというホールで実施された本公演だと、普通の声優アイドルのライブにしか思えなかった。
結局、フェスやライブスペースに来る客層とホール公演に来る客層の違いなんだろうね。フェスだとジャンプしたりするドルオタっぽいのもいるけれど、ホール公演でそれはないからね。

ところで本公演は、新規にもDIALOGUE+の音楽性を楽しんでもらうという趣旨でセトリが組まれていた。確かに現時点でシングル曲やアルバムリード曲を単に並べただけでない人気曲を中心に選曲したベスト盤を作ればこんな感じになるよねというセトリだった。多くの人が彼女たちの代表曲と思っている“おもいでしりとり”もきちんとやったしね。持ち時間が少ないフェスならともかく、1時間以上やるライブでこの曲をやらないのはありえないしね。全通しているようなオタクからすれば聞き飽きた曲かも知れないが、たまにライブに行く人や初めてライブに参戦したライト層や新規からしたら、この曲をやらなかったらガッカリ度はかなりのものだと思うしね。

とりあえず、空いたスケジュールを利用したようなお気軽企画ではあったが、結構楽しめたのでよしとしよう。



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