見出し画像

特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~

2016年から4年連続で「ユーフォニアム」関連の映画が公開されていた。

2016年
テレビアニメ1期の総集編映画「劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜」

2017年
テレビアニメ2期の総集編映画「劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜」

2018年
スピンオフ新作劇場版「リズと青い鳥」

2019年
新作劇場版「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」

このうち、「リズと青い鳥」は、シリーズを全く見たことがない人にも評価されるほどの傑作となった。

本作は2019年の劇場版以来となる新作だ。もっとも本作は上映時間の短いOVAのいわゆるイベント上映作品だが。

新作がなかなか出なかったのは、2019年夏に本シリーズを制作した京都アニメーションが放火される事件が起きたり、コロナ禍に突入したことなども影響したという見方もできるかも知れないが、2019年の劇場版のサブタイトルに“フィナーレ”という言葉が入っていることを考えると、本当は同作で終わるつもりだったんだろうなとは思う。

でも、シリーズの人気が高いから、本作と来年放送予定の新たなテレビシリーズが作られることになったって感じかな。

そんなわけで久々のユーフォを見た。ぶっちゃけ、京アニ完全復活とまでは言えないと思う。モブキャラが止め画のままのシーンもあるし、リップも合っていないところもある。そして、コンテストの話なのに演奏シーンがほとんどなく、優勝者は結果が発表されるだけ。こんなので、さすが京アニなんてマンセーできるのは信者だけだ。まぁ、放火事件のせいで京アニを批判できない雰囲気もあるけれどね。
エンドロールがやたらとゆっくり流れていたが、それって参加できたスタッフの数も少なかったってことだと思うから、回復途中にあるスタジオの作品としてはこれが精一杯なのかな。

というか、話も酷い。演奏者による投票と演奏者以外による一般投票を同時に行うが、結果が異なった場合は一般投票の結果は無視するっていうシステムは一般投票をやる意味がないよね。せめて、演奏者投票を7、一般投票を3くらいの比率でポイント計算するとかなら分かるけれどね。

というか、そもそも放火事件の前からそうだが、京アニの作画は過大評価だと思う。
海外アニメーションであれば、音楽と画がぴったりあっているのは当たり前なんだよ。ただ、日本のアニメはリミテッド・アニメーションで止め画が多いから、通常の国産アニメより動いているというだけで評価されてしまっている。日本のアニオタには海外アニメーションはディズニー作品ですらまともに見たことがない連中が多いから、京アニ程度の作画でマンセーしてしまうんだろうね。

《追記》
それにしてもMOVIX亀有のスタッフって感じ悪いよね。本編上映終了後に売店からのお知らせを上映しているくせに、そのお知らせの上映が始まった瞬間、客の前にはりついて、とっとと出ていけというアピールをするんだからね。上映スケジュールに余裕がなく、とっとと客を追い出したいからそういう態度を示すのだろうが、だったら、お知らせは本編前に流せよって思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?