見出し画像

劇場総集編 SSSS.GRIDMAN

テレビアニメシリーズ「SSSS.GRIDMAN」は1話も見たことがないし、そのアニメのもととなった特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」も同じく1話も見ていない。でも、鬼頭明里が出演する劇場公開アニメ作品はテレビシリーズを見ていない作品の劇場版や総集編でも見たいという謎のこだわりがあるので本作を見ることにした。

テレビシリーズが放送されたのは2018年、つまり、あかりんの代表作である「鬼滅の刃」も「まちカドまぞく」もまだスタートしていないし、歌手デビューもしていない時期だから、当然ながら出番は少ない。彼女が演じているキャラがヒロインの仲良しグループのメンバーであるマスク姿のYouTuberという分かりやすい設定であることを知らなければ、どの役を演じていたかも気付かずに見終えてしまったかもしれない。声の出し方もその後とはちょっと違うしね。

それにしても、2018年当時はいつもマスクをしている人というのは変な人扱いだったけれど、コロナ禍になって、逆にマスクをしていない人の方が迷惑な老害と思われる時代になるとは思わなかったよね…。

本作に関しては、いかにも総集編映画という感じだった。しかも丁寧にテレビシリーズ放送時の各エピソードのサブタイトルまで出すから、尚更、ダイジェスト感が強まってしまっているし、正直なところ、編集のテンポもイマイチで、徹夜明けで見たら睡魔に負けてしまうだろうなと思った。

ストーリー自体については、一言で言えば、「ウルトラマン」など円谷特撮の世界に「エヴァ」や「まどマギ」のような考察系とかセカイ系などと呼ばれるアニメの世界観をミックスさせたという感じかな。個人的にはかなり好きな展開だった。
それだけに本作のようないかにもダイジェストな構成の総集編映画ではなく、テレビ初放送時に毎週、ネット上で繰り広げられる様々な意見を参考にしながら見ていたら、結構ハマれたんだろうなという気もした。

敵の正体もなかなか衝撃的だしね。

そして、ヒロインをはじめとする女子キャラも魅力的なのが多い。

それにしても、内田真礼による“youthful beautiful”がテレビ版に続き、本作でもエンディング曲として使われているけれど、本当、良い曲だよね。内田真礼曲の中でもトップ3に入れたくなるくらい好きな曲かな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?