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FASTFES Vol.22

本公演は色々な意味で注目されるものとなった。というか、炎上しているアイドルや不幸があったアイドル、下世話なやり方で話題のアイドルの別働隊なんてのが出ているわけだからね。

そりゃ、タイムテーブルが開催前日の午後10時まで公表されないわけだ。

おそらく、あの問題起こして炎上しているグループの前後は嫌だと思うアイドルや運営が多い、かといって、主催が問題を起こしたところに出演辞退を要請するとそこに補償しなくてはいけないし、かわりの出演者を見つけなくてはいけない。でも、イベントだらけのお盆休み時期に簡単に代打なんて見つからない。その苦労の結果ということなんだろうとは思う。全出演者が30分枠というのもタイテを組むのが大変だったんだろうなというのを実感させてくれる。

りンねが新メンバーをお披露目したライブで、同じ所属事務所のKING∞RAGEのパフォーマンス中に客席で暴行騒動が起きたことはネットニュースにもなったが、その2グループが揃って出演する対バンライブとなれば、他のアイドルやその運営、ファンは一緒になりたくないと思うのは当然の感情だしね。

この騒動は運営が気に入らないオタク=厄介を排除するために暴徒を雇って起こした自作自演だなどと推測する声がネット上では上がっているが、その真偽はさておき、同公演においては、客席で暴行が起きたのにもかかわらず、会場(本公演とは異なる会場)も、イベント主催も、キングレやその運営も静止することなくライブを続けていたのは事実で、そのことには呆れてしまう。しかも、自分たちは被害者だとでも言いたげなメンバーのコメントにも呆れてしまうばかりだ。
対バンライブなのだから、客席には、厄介や暴徒、自分たちのファンだけでなく、別のアイドルのファンやスタッフもいる。そういう人たちが巻き込まれて負傷、場合によっては亡くなる可能性があることを全く考慮していないのだから呆れてしまう。

というか、最近のいわゆる地下アイドル界隈で起きているアイドルや運営、オタク、イベント主催、会場などのおかしな言動って、一躍有明になった9時間1500円の表面的なアナーキーな部分(濃厚接触のチェキとか、運営が最前管理出身であることを武勇伝として語っていたり、厄介オタを顔出しでネットに晒したりすることなど)だけを勘違いしてマネして、意外としっかりしているビジネスのやり方とかルールの構築法なんかまでは取り入れていないから起こっているような気がする。
9時間運営と懇意の関係のはにーべいびー運営が酔っ払った勢いでTwinkle⭐︎Starsの運営やメンバーにケンカを吹っ掛けた件なんてその最たる例だと思う。

そんなわけで、問題を起こしたキングレや、悪影響を与えた9時間の別の顔とも言える&dreamyが揃って登場するということで、怖いもの見たさ的な感じで今回のライブに参戦した。

会場入りしたらガラガラだった…。例の騒動でキングレやそのファンと関わりたくないと思った人が多いからなのか、それとも、タイテがなかなか発表されなかったことから他のイベントを優先してしまったオタクが続発したのか、あるいは、お盆休みで他のレジャーに出かけたり帰省したりで都内にいないのかは分からないが驚くほどの空き方だった。

ドリンク引き換えやトイレなどを済ませて最初にきちんと見たのはLicel A*。一言で言えば可愛いに尽きるといったところだろうか。

再度のトイレ休憩を挟んで見たのがPrinceCHU!だった。最近、メンバーの急逝がニュースとなったグループだ。そして、この不幸も影響しているのだろうか、9月で現体制を終えることも発表している。しかし、今回のライブは全くそういう不運続きのグループには見えないパフォーマンスだった。

そして、続いて例のキングレが登場。怖いもの見たさで覗いてみたが、ファンが驚くほどおとなしかった。
今回の会場となったKeyStudioのレギュレーションでリフトなどができないから暴れたいだけの連中は来ないのか、例の暴行騒動を受けてそうした奴等が出禁になったのかは分からないが、キングレのファンは少なかったようだ。

なので驚くほど普通のライブとして見ることがてきた。

というか、もっと驚いたのは彼女たちの音楽性だ。前半は、それこそ普通の地下アイドル楽曲だし、振り付けなんか、9時間1500円あたりがやっていそうなものもあったのに、後半のロック曲連発パートになると、グロール(デス・ボイス)が発せられたからね…。

完全にデス・メタル系バンドの歌声だった…。そりゃ、ファンが大暴れするのも納得だ。アイドル系の対バンではなく、メタル系のフェスとかを主戦場にした方が良いのではと思った。

そして、トリを飾ったのが&dreamy(あんどり)だ。一般客を集めて行ったのにゲネプロと呼ぶ謎公演を除けば、これがデビューライブとなる。
というか、実質、9時間1500円の別の顔みたいなものだ。9時間メンバーの過半数がこのあんどりも兼任しているしね。

9時間のファンは拡大する一方で、長いチェキ列が作られるのは当たり前となっているが、その原動力となっているのは言うまでもなく濃厚接触のおかげだ。そのため、9時間には濃厚接触チェキという風俗的なイメージがついてしまっていて、他のアイドルやその運営、ファンから対バンライブでの共演を避けられることも多い。

出演できる対バンの場が限られてしまう。ファンがこれ以上増えたら今までのような濃厚接触が提供できなくなる日が必ずやってくる。

そうしたことを考えれば、9時間が本体であることを隠し濃厚接触にこだわらない活動をして、出演できる現場の数を増やし、それと同時に濃厚接触がなくても彼女たちの現場に行くのが好きな連中を分散させて本体の現場の混雑を緩和するために、別働隊を作るというのは至極真っ当な発想だと思う。

9時間メンバーのうち、あんどりとの兼任にならなかったメンバーは下世話なイメージがあるメンバーばかりだし、濃厚接触のイメージを薄めるための別働隊であることは間違いないと思う。ぴんもんは濃厚接触の顔ではあるが絶対的センター兼エース兼最年長だから外されなかったのかな?

おそらく、どこかのタイミングであんどりの方がメインになり、9時間は活動休止とか解散とかになるような気がして仕方ない。 

何故そう思うかというと民族ハッピー組という前例があるからだ。

さすがに指チューチェキ級の濃厚接触イベントはやらないものの、民ハピはファンを集めて一緒に出かけたり飲食したりといった一般アイドルのレベルからすると過度な接触系イベントを実施してきた。

また、運営が下世話で守銭奴的なところも共通している。金の話が大好きだしね。

そして、対バンライブよりも自分のところが主催する定期公演で稼ぐことに力点を置いているところも共通している。
9時間は外部主催の対バンライブやアイドルフェスで名を売り、そこで集めた客を自分たちのところが主催する小規模な対バンや定期公演に来るように仕向ける戦略を取っているのは明らかだ。

この流れで見ていくと、9月末での消滅(解散)を発表した民ハピのように9時間もなくなっていくような気がして仕方ない。

今年2月、民ハピの過半数のメンバーが兼任するという形でmilk&honey(ミルハニ)という新たなグループが始動することが発表された。そして、それから数ヵ月後に民ハピの消滅も発表された。

ミルハニには民ハピのような下世話なイメージもないし、プロデューサーは異なる人物(岡本真夜)が担当している。民ハピと兼任していないのは年長キャラのイメージがあるメンバー=ミルハニのイメージではないメンバーだけだ。

あんどりも下世話なイメージを薄め(濃厚接触はやらない)、プロデューサーも別人物で、兼任しないのも下世話なイメージがあるメンバーばかり。

共通点が多いんだよね。そう考えると、どこかであんどりに一本化されるんじゃないかという気がする。

9時間のままだと、TOKYO IDOL FESTIVALや@JAM EXPOに出るのは難しいしね。

ただ、現時点ではあんどりはレパートリーがないから9時間の楽曲を歌っているので、かなり不思議な感じはするけれどね。

メンバーも過半数が一緒で同じ歌を同じ振り付けで歌っているのに、9時間ではないと言われてもねという気はする。

9時間、あんどりともにメンバーの入れ替わりが目立っているので今は過渡期といったところかな?

まぁ、ぴんもんに関しては、濃厚接触とか関係なく普通の地下アイドルをやっていたとしても、どこかで注目される存在になるとは思うし、かぷりこは指チューNGなのに一番人気だから、この2人をさらにドルオタに知ってもらうためには、濃厚接触しないあんどりという枠組みが必要なのかなといったところかな。

ところで指名入場特典の集合写メ券で1枚撮ったが、撮影中に後方からちょっかい出されたような気がする。やったの誰だ?

ちなみにあんどりと兼任していない9時間メンバーがチェキスタをやっていた。髪型も服装も可愛かったのでついチェキを撮ってしまった。チェキスタとチェキを撮ったのはこれが初めてだ!

《追記》
というか、あんどりの活動ってぷりゅむの運営が関係しているんじゃなかったっけ?ぷりゅむも絵師に作品の使用料を払わないという問題を起こしているが大丈夫なのか?

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