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放送を支えたマイクたち ラジオ大阪機材庫より②

ラジオ大阪のヴィンテージマイクシリーズ2回目。
まずご覧頂くのは珍しいSHUREの「SM82」だ。

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SM81はよく現場で目にするが、82はほとんど見かけない。
私も機材庫でこのマイクを見つけて「なにこれ!?」と思った。
システム部の大先輩に聞いてみると“ラインマイク”と呼ばれていたもので、内部にバッテリーを搭載し、ミキシングアンプに接続しなくても使える優れものだったという。放送局用に開発されたもので、少々重いが堅牢なつくりだ。電話線に直接つなぐだけで、すぐに良い音質でレポートができるのもこのマイクの特徴。

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続いては、この可愛いマイク。
ドイツのベイヤーダイナミック社製のリボンマイク「M160」だ。
多くのサウンドエンジニアやアーティストに支持された名機。
正面の指向性が強く、アナウンスはもちろん楽器演奏、特に和楽器の音色を美しく捉える。

次回へつづく


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