見出し画像

青島文化教材社『Hello FMくん』製作記①

珍しいプラモデルが手に入った。
難波の面白いリサイクルショップで一目ぼれして買って帰ったのが「ハロー!FMくん」だ。
青島文化教材社が80年代に販売していたFMラジオ局のスタジオとCDコンポ「ソニーリバティ」を作ることができるというプラモデルである。

箱書きにはこうある。

FMスタジオとミニコンポ、それにお手持ちのラジカセなとを組み合わせることにより色々な遊びが楽しめます。
FMスタジオはトークバック用インターホンに発信回路(ワイヤレスマイク)が内蔵されています。発信用アンテナが付いています。
テープレコーダーはFA-130モーター(別売)により作動することができます。
「ONAIR」のライト、それにリミッターコンプレッサーの部分がムギ球、光ファイバーにより点灯します。
ミニコンポはマイクロスピーカー2個(ダブルスピーカー)装備しています。

つまり、ミニラジオ局が作れてしまう!
スタジオのマイクで喋れば電波を発射してラジオで受信させることができると言うのだ。
さらに、テープレコーダーは回るしスタジオのあちこちも光る。
そして、コンポのスピーカーは、音を鳴らすことができる!

アオシマさん最高である。
誰に向けて製品化したのか謎だが私には刺さりまくり。
やっぱりプラモは作った後に遊べるのがイイ!

画像1

普段ほとんどしない仮組みをしてみた。
仮組とは、接着剤を使わずマスキングテープなどでパーツをとめて、完成したときの様子を確認するために行う。

組んでみると、ツッコミどころは満載。
まずテレコとレコードプレーヤーの位置がおかしい。テレコの奥にレコードプレーヤーがある。これではレコードをかけられない。
ディレクター卓のフェーダーが箱絵と比べて半分くらいしかなく寂しい印象。

そして機材のボタンや時計など、細かい部分が全て1つのパーツに凹凸で表現されている。出た!立体塗り絵!
これを塗り分けるのは骨が折れそうだ。

画像2

これを、できるだけラジオ大阪のスタジオに近い雰囲気に仕上げて、
今年の「ラジオチャリティ・ミュージックソン」のパーソナリティオークションへの出品を目指す!
どんなものが出来上がるだろうか。お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?