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納得の仕事 37.私自身のコーディネーション

「こうしたい!」より「これで困っている!」

 顧客企業に対し、担当SEとして関係部門との調整は日常的なものだと言えます。 打合せに際し、担当SEが主導的役割りを果たすことは重要であり、担当SEの主導性がプロジェクトの纏まりを齎すだけでなく、開発する情報システムがより顧客に寄与できるようになる重要なポイントだと認識します。

 私自身、情報システムの構築においては、
   『どの様な情報システムを構築するか?』
と言う考えや検討ではなく、
   対象とする業務の現状把握 ⇒ 改善点の洗い出し ⇒
   ⇒ 改善後の業務の流れ ⇒ 情報システムの適用範囲、方法
と言った流れで情報システムの企画を進めました。

 情報システムの企画作業に於ける検討や討議は、得てして、
   「こうしたい!」 「こうなれば良い!」
と望ましい姿を描きがちですが、望ましい姿の表現は、どうしても抽象的になりがちであり、具体性に欠けるため実現するための方法の検討が難しいと考えていました。

 そのため、現状の業務の流れや遣り方で当事者が問題と感じている点を解決することにより、対処すべきことにより具体性を持たせることが可能だろうと考え、課題解決のための方法検討に軸足を置くようにしていました。

どちらが進めやすい?