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納得の仕事 11.二連徹

「二連徹」の成果をまとめる

 高度成長期が終わり仕事改革が進む今、「二連徹」なんて言葉を聞くことはありませんが、命令されたわけでもなく、自分の意志で2日連続の徹夜作業をしてしまいました。 とは言え、机に伏せて寝落ちしたり、喫茶店で仮眠をとったりで、24時間フルで働いた訳でもありません。

 作業を振り返って、大きく2つの成果があったと自負し、それをアピールしたくて資料に纏めることにしました。 ITの仕事をしているとは言え、昨今の様な便利なWordもExcelもない時代、資料を書くのは手書きでした。 今の時代の人々には理解しがたい作業でだと思いますが、レポート用紙、シャープペンシル、定規、消しゴム、グラフ用紙がビジュアルな資料を作るための当たり前の道具でした。

2つの大きな成果、それは『回帰分析の結果』と『相関分析の結果』です。
回帰分析の結果
 回帰分析そのものは、そう難しい問題ではありませんが、データ全体の回帰分析と、年度ごとのデータでの回帰分析では、求められる傾向勾配や偏差が異なること。 また、年度ごとの分析で得られる値が異なることを需要予測の観点でどう取り扱うのかが疑問として残りました。
それらのことを素直に図式と説明で資料に纏めました。
相関分析の結果
 周期変動(季節変動)の有無を証明するために、12ヶ月単位の5組のデータの相関分析により、年度ごとの変動に類似性があることを分析する知恵を絞ったこと。
また、回帰分析で得られた傾向勾配値により、元データから傾向値を補正して相関分析をおこなうことが有意であることの説明など、半分自慢を含め、資料に整理し、先輩からの声掛けを待たず、報告したい旨を伝えました。