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納得の仕事 それを支える人間関係

 情報処理関係の仕事に半世紀以上関わってきました。
コンピュータの基本となる素子も、真空管、リレー、トランジスター、IC、LSIと高密度化が目まぐるしく進み、大容量化、高速化に終わりはない様に感じます。
 電話回線を使って1秒間に数千ビットを送るのに苦労していた時代は忘れられ、僅か数十年の間に莫大な情報をインターネットを使って瞬時に遣り取りできる様になりました。

 その様な膨大な情報を処理できることは非常に喜ばしいことではありますが、人間が介在するためのスピードと量の隙間は殆どなくなってしまったのではないでしょうか。
手段としての情報処理や管理が優先し、また利便性の高い手段を多く活用することによって、人と人との接点が増えるのではなく、互いに相手の目を見て話す機会が格段に減少したのではないでしょうか。
情報は相互に通っても、気持ちや熱量を感じることが出来ない、充実感が得られないコミュニケーションの様に感じられます。

 また、進化のスピードと拡大の大きさに何かが忘れ去られて行っている様に感じます。 それは、人間の本質である「心」と「情」ではないでしょうか。
    ツバメよ高い空から、教えてよ!
         「心」と「情」はどこにあるのだろう?