ずっとひっそりやりたかったこと。

こんにちは。

NOTEはじめました。

ずっとやってみたかったんです、NOTE。

私は小説を読むのが結構好きですが、小説を読んでたら、自分では言葉にするには恥ずかしすぎる、おぞましすぎる、もしくは言葉にするほどでもないような感情が、見事に表現されているところによく遭遇します。

自分のもやっとした感情に、作家さんが名前と説明書きを付けてくれたような感覚で、それだけで救われた感じがします。

ああ、こんなこと思うのは自分だけじゃないのか、って思えます。

だから、自分の言葉で誰かの心をちょっと軽くできるっていいな、って思ってたんですが、特になんでもない営業マンだったし(今は退職し、次の職を探し中)、珍しいこともやってないし、何が書けるってわけでもないか、って思ってました。

そんな中、いま山崎ナオコーラさんの「母ではなくて、親になる」を読んでるんですが、感じたことがありました。

山崎さんの文章は、ご自身も「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」とおっしゃっている、そのままっていう感じで、すごい人だなあ、特別な人にしか書けないものを書くなあ、と思ってたんです。(今も思っていますが。)

でも、この本の中で、「山崎さんって、私とおんなじようなことも考えてるのか」と思いました。例えば、「ノームコア」という、無駄なことで時間を使わない、効率的に動くために毎日おんなじデザインの服を着る、スティーブ・ジョブズとかがやってた考え方の話がありました。山崎さんは、同じような考えを持ってて、ワンピースばっかり着てたみたいですが、それを言った一週間後にはズボンを買ってしまったり、やっぱりこれからも、あれも違うこれも違う、といろんなファッションにチャレンジするんだろうなあ、と言っていました。

なんか、ほんとそうそう、っていう感じになって、私も服だけじゃなくて、生き方とか、仕事とか、人間関係とか、こういう風に生きていこうって何回も思っては矛盾して、やり直して、ということを繰り返してるので、山崎さんもおんなじかあ、分かる分かる、と思いました。なんか、山崎さんがもっと身近に感じて、もっと面白いなって思って、素敵だなあって思いました。

そしたら、なんか飛躍してますが、自分の考えなどを文章やビデオとかで共有する人は、誰もが憧れる経験をしてる人とか、マジョリティとは違う考えを持った人とか、なんせ目立つ人でなくては、となぜか思っていたのが、こんななんでもない私が私が書きたいことをどこかに書いてもいいんじゃないかな、その文章にもしかしたら共感してくれたり、笑ってくれる人がいるんじゃないかな、という気分になりました。

だから、思い切って始めました。

日々のこと、読んだ本のこと、いつかは物語も書いてみたいな、と思っていますが、ちょっとずつやってみたいと思いますので、よろしくお願いします。