ちょっとしたひとりごと

 この記事はせいぜいインスタのストーリーに挙げてあとはNoteだけの公開にしようかなと。まあ大したことも書かないし、ちょっとした暇つぶしみたいなもんです。意図としては単純に執筆のブランクを取り戻すこと、本業の整理の2点ですね。まあサクッと読めるような記事にしてみます。

 本題から少しそれるような話から。以前生で京都橘高校吹奏楽部の「sing sing sing」を見る機会がありました。ご存じの方は説明不要かと思いますが、演奏はもちろんパフォーマンスも洗礼されていて1つの芸術のように感じて衝撃を受けたものです。どうやら、高校から吹奏楽を始めたという方も居るみたいで、相当の練習量と経験を積んで学年の入れ替わりがあったとしても常に安定して高クオリティを叩き出しています。

https://youtu.be/FMvVBJWOL8Y?si=8UD8p8v9JcyD6eR2

 
 彼ら、彼女たちは楽器の技術を磨くことは当然で、立ち位置と味方との息を合わせるも求められます。あのパフォーマンスの凄いところは総勢30人が同じ動きをバランスの良い立ち位置で行っていることです。逆に言えば1人でも違う動きをしたり、立ち位置を間違えるとパフォーマンスのクオリティがガタ落ちする。それほど高度なことでもあり、でも基本的なことでもあります。

 で、ここからが本題なんですがある部分を切り取ればサッカーも同じで失点シーンの90%以上がミスから生まれるものです。ミスの種類は2種類あって技術ミス、判断ミス。と、ここまでは指導者に限らずサッカー好きなら把握はしていると思います。ただ、両者の中で”試合中”に防げるミスがあります。さあどっちでしょう?笑

 
 個人の見解なので違うという人がいるのは前提として『判断ミス』は試合中でも防げるミスになります。つまり、単純計算にはなりますが試合中のミスの半数は減ることになります。では、判断ミスというのはどのように減るのか?因みに判断ミスというのは結果論のミスでは無く、状況によってのミスのことを指します。例えば「パスライン上に相手が居るのにグラウンダーのパスを通す」
このようなことを指すものとここでは定義します。

 試合中の判断ミスを減らす要素は2つあります。認知と経験です。そもそも判断ミスが起こる要因は、
・相手を認知していない
・味方の状況を認知していない
ことから起きることが多いです。京都橘のパフォーマンスもそうですが、自分の前方に誰が居るか、どのように動くべきかなどを認知しないとパフォーマンスの失敗、下手したら重大事故に繋がったりもするものです。まあ仮にイニエスタの技術があったとしても目隠し捺せられてプレーするのは無理な話で、イニエスタの場合は認知のレベルが尋常じゃなく高い上で技術もスーパーなのです。まあ楽器演奏なら上手いければ感覚でやれそうですけど笑

 ただケースとしてこういうときもあります。
・認知はしたうえで判断ミスが起こる
というケースもあります。パスライン上に相手が居るのは見えていたけど、出してしまったということも低学年代とかではあります。認知できていないだろとなりそうですが、真相はその人しかわからないものです。ただ、本当にそうであると仮定すると経験値を積むしか無いのです。つまりは、こうしたらだめなんだと言うことをプレーで実感して学ぶというスタンスです。大人になると少しずつサッカーがわかってくるというのはいわゆるこういうことなのかなと。経験を積むためにはひたすら試合でチャレンジを続けることが大事でそこからデータを貯めていくことが重要です。

 まとめると、判断ミスは試合中になくすことができます。そのためには常に認知をすること、その認知したうえで判断する回数を増やして経験値にしていくことが重要です。そのために指導者としてはチャレンジしやすい環境下を作ることと認知の促しが重要です。

最後に、判断ミスが減っても技術ミスが起こればミスとしてのレベルは落ちますが、ミスにはなります。技術に関してのアプローチも必要です。そして判断をする際に答えを教えすぎると発想力は間違いなく下がります。どこまで言うかなどの線引常に考え続けなければいけません。

指導者はよく引き算の仕事と言われますが、まさにそうですね。まあ試行錯誤してまたなにかぼそっと言えればなと。

以上ひとりごとでした。

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