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音楽のこと

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#音楽レビュー

ケヴィン・シールズと私

さる5月21日、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの司令塔ケヴィン・シールズが57歳の誕生日を迎えました。僕は2013年から毎年、彼の誕生日にはお祝いメールを送っていて、返信が来る時もあれば来ない時もあるのですが、今年は珍しく返信がありました。嬉しい内容だったので、今日はケヴィン・シールズのことについて書いていきたいと思います。 といっても、いわゆる音楽的な立ち位置とかそういった話ではなく、「僕から見たケヴィンという人物について」です。とてもパーソナルな話が含まれますので、今

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レビューを書きました。

COALTAR OF THE DEEPERS 『SUBMERGE』のレビューを寄稿いたしました。

レビューを書きました。

パンクとビートルズ、そしてマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの遺伝子を色濃く受け継ぐオルタナティブバンド、THE EARTH EARTHの待ちに待った最新アルバムのレビューを寄稿しました。これまでで最もヘヴィかつサイケデリックな作品です。

2020年 俺的上半期ベスト・ソング100(その3)

ちょっと間が開いちゃいましたが早速いきます。ちなみに扉の写真はいとしのドラッグ・ストア・ロメオズです。 ●「Runner」Tennis詳しくは、こちらを。 ●「I Talk to The Wind」Dana Gavanski カナダはトロントを拠点に活動するシンガー・ソングライター。今年デビュー・アルバム『Full Time Hobby』を出したばかりで早くも新曲です。浮遊感たっぷりの曲調はサヴァス&サヴァラスとか思い出す。 ●「The Hum」Bedouine シリア

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2020年 俺的上半期ベスト・ソング100(その2)

さて、勢いで始めてしまった「2020年 俺的上半期ベスト・ソング100」の第二回目です。早速まいります。 ● 「Walk Soft」Wye Oak ボルチモア出身の男女デュオ。カーペンターズの「Close to You」を彷彿とさせるメロディ、浮遊感たっぷりのコード進行。 ● 「Held Down」Laura Marling ローラ・マーリングは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)』で取り上げています。 ● 「4 American Dollars」U.S.

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2020年 俺的上半期ベスト・ソング100(その1)

先日、酔っぱらった勢いで上半期ベスト・ソング100を選んでいたら楽しくなってしまったので、その勢いに任せて記事化してみることにしました。 思っていた以上に大変な作業だったのですが、もう後には引き返せないので25曲づつ、全4回にわたって動画をつけて紹介していきます。各曲のコメントについては簡単な印象程度ですがお許しください。いずれにしても、全曲最高です。 ● 「It Might Be Time」Tame Impala インパラちゃんは『2020年 俺的上半期ベスト・アルバム

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2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その2)

前回に引き続き、2020年上半期ベストの残り10枚を紹介していきます。今回も「まずはこの曲!」と思う動画も貼っておきますので、気になったらアルバム単位で聴いてみてください。 ● 「All in One」 Jauntカナダはトロントを拠点に活動する、男女混合6人組によるデビュー作。最初に「Nostalgia For The Present Moment」を聴いて、男女混声ボーカルの絡みがとにかく心地よく、シネマティックな曲構成なども含めてどこかプリファブ・スプラウトを彷彿と

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2020年 俺的上半期ベスト・アルバム(その1)

早いもので気づけば2020年も半分が過ぎようとしています。 今年はもう初っ端からいろんな事があり過ぎですが、ありがたいことに音楽は素晴らしい作品が目白押しでした。そんなわけで、今回は上半期ベスト・アルバムを10枚紹介していこうと思います。それぞれの作品につき「まずはこの1曲!」という動画を貼っておきますので、それを聴いて気になった方は是非ともアルバム単位で聴いてみてください。ちなみに順不同です。 ● 「Floatr」 Happyness この作品は以前の日記で詳しく紹介し

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ジェイ・ソムの「Superbike」が、ひたすら気持ちいい理由

ちょうど今から1年ほど前、ジェイ・ソムの「Superbike」を初めて聴いた時の興奮は、今でもはっきり覚えています。ヘフナーのヴァイオリン・ベースを弾くMVにもブチ上がったなあ。 ジェイ・ソムは、フィリピン系アメリカ人であるメリーナ・ドゥテルテのソロ・プロジェクト。1994年3月25日、カルフォルニア州ウォルナットクリークで「移民の娘」として生まれた彼女は、12歳でトランペットとギターを習い始めたのと同時にベッドルーム・レコーディングをスタート。ちなみに“Jay Som”と

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Jay Som / Anak Ko

コクトー・ツインズやプリファブ・スプラウトの遺伝子を持つ新世代ドリーム・ポップ ここ数年、USインディ〜オルタナ・シーンではアジア人女性アーティストの活躍が目立っている。例えば、昨年リリースした5枚目のアルバム『Be the Cowboy』が、世界各国の発表する「年間ベスト・アルバム」で軒並み上位にランクインした日系シンガー・ソングライターであるミツキはその代表格。他にもチェリー・グレイザーの元メンバーで、ワイルド・ナッシング、ヴェイガボンなどの作品にも参加してきたコリアン