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音楽のこと

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#2020年ベストアルバム

ケヴィン・シールズと私

さる5月21日、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの司令塔ケヴィン・シールズが57歳の誕生日を迎えました。僕は2013年から毎年、彼の誕生日にはお祝いメールを送っていて、返信が来る時もあれば来ない時もあるのですが、今年は珍しく返信がありました。嬉しい内容だったので、今日はケヴィン・シールズのことについて書いていきたいと思います。 といっても、いわゆる音楽的な立ち位置とかそういった話ではなく、「僕から見たケヴィンという人物について」です。とてもパーソナルな話が含まれますので、今

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2020年 俺的ベスト・アルバム20(その2)

前回の続き。2020年のベスト・アルバムを20のうち、残り10作品を紹介します。Tennisの『Swimmer』も、Purrの『Like New』もPet Shimmersの『Face Down in Meta』もそうだし他にも色々あったんだけど、今年はビーチ・ハウス(あるいはビーチ・ボーイズ / コクトー・ツインズのビーチ・ハウス的解釈)が、思っていた以上に多くのインディーバンドに影響を与えていることを再認識した1年でした。きっとあと数年したら、ビーチ・ハウスの凄さをもっと

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2020年 俺的ベスト・アルバム20(その1)

2020年のベスト・アルバムを20のうち、まずは前半10枚を紹介していこうと思います。世の中の流行とか、シーンにおける重要性だとか、そんなことは度外視してとにかくコード、メロディ、アレンジ、サウンド・プロダクションなど個人的にツボだったアルバムです。なので、この20枚から今年の流れを分析……みたいなことをするつもりはありません(分析しようもない)。選びながら、「ああ、俺って相変わらずこういう音楽が好きだよなあ」と思った次第。 最近はジェンダーバランスというワードをよく見かけ

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