優待銘柄狙い作戦|必勝手法とするためのコツ

【8/6~8/10】保有株&今週の売買にも記載しましたが、約3ヶ月間保有したマルイチ産商を売却し、+8%の利益を得ることができました。

マルイチ産商は9月が優待月であり、例年優待日に向けて株価が上がる傾向にあります。そのため私は期待値の高い5月から保有しており無事に利確することができました。

8228.マルイチ産商 週足チャート

この優待銘柄狙いは私自身、今年から始めた手法です。

この手法のメリットは以前の記事でも述べましたが
①地合いに関係なく株価が上がることが期待できる
②事前に購入と売却の日をある程度決めることができる

の2点です。

一方、デメリットは
①3,4ヶ月の保有で期待値は+5%前後とローリターン
②優待廃止などで株価が暴落するリスクがある

の2点です。

今回の記事では本手法を始めて半年間でこのメリットとデメリットを体験できましたので、紹介したいと思います。

まず、メリット①の「地合いに関係なく株価が上がることが期待できる」について、下記図は日経平均とマルイチ産商の日足チャートです。

日経平均は1月末に10%以上の暴落が起きた後にレンジ相場が続いています。
一方、マルイチ産商はマクロ相場の暴落時にも底堅く推移し、5月から優待日に向けて株価は上昇していくという例年通りの動きを見せました。

次にデメリット②の「優待廃止などで株価が暴落するリスクがある」について。
私は2762.三光マーケティングフーズを3月に購入し、優待月の6月に売却することで約+4%の利益を出しました。
この銘柄も下記週足チャートを見てもらえばわかるように、毎回優待日に向けて株価が上がり、権利落ち日に株価が落ちています。

株価に周期性があり、非常に利益を出しやすい銘柄だと思います。

しかし今回、6月の権利落ち後に優待内容の変更が発表され、株価は40%近く下落しました。私は既に売却していたため今回の暴落には巻き込まれなくて済みましたが、+5%程度の利益を狙っているのに-40%を喰らってしまったらたまったものではありませんね。

優待銘柄は「権利落ち日に銘柄を保有し、次の優待日の少し前に売却する」ことで利益を最大化しやすくなります。しかしそれは保有期間の長期化に繋がり、優待の変更や廃止などで暴落に巻き込まれる可能性も高くなります。

実際、今回の三光マーケティングも権利落ち後すぐに再度購入した人は暴落に巻き込まれているでしょう。

リスクを減らしたうえで優待銘柄のリターンを得るためには
①保有期間によるリスクとリターンの関係性を考慮し、購入のタイミングを検討する。
②分散保有することにより一銘柄で負うダメージを減らす。
の2点が重要だと思います。

次に売却のタイミングについてです。
優待銘柄は権利落ち日に株価が落ちると思いがちですが、そうではない銘柄もあります。
8月20日が優待月の7870.福島印刷を例に説明します。

福島印刷は8月20日が優待権利日ですが、権利日前の8月17日に-10%の暴落が起きました。

理由はよく分かりません。私と同じように利益狙いで長期保有していた人が優待日前に投げ売ったのかもしれません。
私はチャートから、「もう上値はあまり期待できなさそうだから売却しよう」と思い、8月初めに売却しており、運よく暴落を免れることができました。

優待銘柄は権利日の1~2週間前が最も株価が高くなる場合が多いと本で読んだことがあります。権利日前になると利確売りも入り上値が重くなるのかもしれませんね。

この特徴も頭に入れておいた方が、利益を上げる確率は高まるでしょう。
権利日数週間前の場合や、上値が重そうな場合は売却するです。
優待銘柄狙いは今回記載した点を抑えておけば堅実に利益を積み重ねられる手法だと思っています。

今回の記事をおさらいすると、

メリット
①地合いに関係なく株価が上がることが期待できる
②事前に購入と売却の日をある程度決めることができる

デメリット
①3,4ヶ月の保有で期待値は+5%前後とローリターン
②優待廃止などで株価が暴落するリスクがある

利益をだすコツ
①保有期間によるリスクとリターンの関係性を考慮し、購入のタイミングを検討する
②分散保有することにより一銘柄で負うダメージを減らす
③上値が重そうだと判断したら優待日まで日数があっても利確する

ということです。

ちなみに、いまの私の証券口座内のポートフォリオは
80%:仕手株待ち伏せ
20%:優待銘柄狙い
20%:キャッシュ
といった感じです。

仕手株待ち伏せ手法も優待銘柄狙いと同様、ローリスクな手法です。
他記事で紹介していますので是非読んでみてください。

ではまた。


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