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HIPHOPライター渡辺志保さん〜ヒップホップナレッジ博識なインテリ才媛〜

 こんにちは。たかねです😃今日は私が大好きかつ、尊敬している渡辺志保さんと言う方について紹介したいと思います。

 HIPHOP好きのみなさんは「渡辺志保さん」と言う名前を聞いたことある人も多いはずですが、まず簡単にプロフィールを紹介します。(下引用参照)

音楽ライター。1984年、広島市出身。立教大学文学部英米文学科卒業。主にヒップホップ関連の文筆や歌詞対訳に携わる。これまでにストリートファッション誌『WOOFIN'』にて「渡辺志保のAS RAW AS HIPHOP」連載ほか、共著に『ディスク・コレクション ヒップホップ 2001-2010』(シンコーミュージック・エンタテイメント)がある。現在、音楽情報サイト『Real Sound』にて「渡辺志保の新譜キュレーション」連載に加え、block.fm「INSIDE OUT」にてラジオMCとしても活動中。

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 もともとレコード会社で働いていらっしゃって、そこから独立して、ヒップホップ関連のメディアのライターやインタビュアーとして活躍されるようになったみたいです。

 では、そんな彼女の魅力について、一つ一つ迫っていきたいと思います。

魅力1 とにかくヒップホップの知識豊富で博識

 何と言っても、めちゃくちゃヒップホップの知識があります。特にUSの。
彼女は今HIPHOPDNAと言うウェブメディアのインタビュアーを務めているのですが、その中での知識の豊富さには舌をまくばかり。守備範囲が本当に広く、ナード系(オタクって意味です)からギャングスタ系まで、どんな話題であっても対応可能。インタビューの中でも、「どのような音楽を聴いて創作を始めたのか。」というのは、アーティストのバックボーンを知る上で、非常に大切なテーマだと思うのですが、彼女はどんな球がきても打ち返します🔥 こういう話題は下手に知ったかぶりをしても、相手は「話を合わせてくれているなあ。」と何となく気づいてしまうものだと思うのですが、ほとんどそれがない。「僕◯◯◯大好きで〜。」「あったあったそれそれ!」「◯◯◯ってこれこれこうですよねー。」と、共感からするりと相手の懐に入り込む技術は他の追随を許しません。とりわけHIPHOPは知識がモノを言う音楽ジャンル。日本の音楽シーンではまだまだマイナーなため、アーティストにとっても「この話をしても相手は知らないかもしれないなあ。」という懸念を抱きながら、取材に答えている側面があろうかと思います。そういった不安がなく、アーティストが自由に喋ることのできる安心感を与えられるのが彼女。下に大阪のトラップ系ラッパーJin Doggのインタビュー動画を貼っておくので、見てみてください。見所はDefJam Fight for NYというゲームの話とカラオケで歌っていたエミネムのLose Yourselfのシーン。


魅力2 抜群のバランス感覚と質問センス


 まずは、このインタビューを見てください。

 今大人気の舐逹麻のインタビュー。9:07で、badsaikushがちょっと「?」となって、一瞬空気がヒヤっとするのですが、志穂さん空気は読みつつも、言葉を言い換えて対応。こういうところが上手やなあと思います。

  あとはこちら、CREAMのインタビュー。CREAMはPOPな作風で中高生に人気があるイメージなのですが、メンバー二人とも、様々なアーティスト(V6 、NEWS、GENERATIONS等)に楽曲提供を行うソングライターの一面もあります。ソングライティングの裏側(ビートを仮で作って、歌詞、ボーカル全て出来上がってから、もう一度ビートを作り直す)について話を聞いた上で、すかさずHIPHOPのメインストリームの曲作りの方法と違うと鋭く指摘する志保さん。他のメディアのインタビュアーだと、「そうなんですねー。」で終わりそうなところを、ヘッズの痒いところに手が届く指摘、質問までバッチリかましてくれるところ!! ありがたい。

魅力3 堪能な英語


 立教大学文学部英米文学科卒ということで、英語が堪能です。2019年、川崎のBAD HOPがEPのレコーディングのため、LAに長期滞在した際には、彼女が通訳兼ツアーマネージャーとして同行していました。USの名だたる名プロデューサー(DJ Mastard、Metro Broomin'、 Mike Will Made It等、現行のUSヒップホップのトッププロデューサー達です。鼻血モノ。)とBAD HOPで曲を作っていくわけです。そのプロデューサーのUSの音楽業界での立ち位置、飛ばしたヒット曲、人間関係、そしてHIPHOP独特のノリ、カルチャーに精通した彼女だからこそできた仕事だと思います。語学力だけでいえば、ネイティブレベルの人はたくさんいるのかもしれませんが、デリケートかつセンシティブな部分も含んだプロデューサーとのやりとりは、やはりヒップホップに精通した人でないと難しい。対応を間違えるとヘソを曲げられる可能性も。無事にEPが完成したのは、彼女の尽力が大いにあると思います。


 まとめと個人的感想
   〜好きなものは好きだからしょうがない〜


 志保さんが支持される理由はは魅力3でも少し触れたのですが、やはり総合力の高さだと思います。hiphopの知識だけ、コミュ力や社会人力だけ、英語力だけ、それだけが高い人はたくさんいると思うのですが、一つ一つの能力がどれもバランス良く高い人は彼女を差し置いていないのでは?レーダーチャートでいえば、綺麗な三角形△!

 あと、個人的なのですが、なんとなくシンパシーを感じるのが、彼女の経歴。広島の中高一貫の女子校出身(たぶん私立)で、大学もマーチ。
 私も高校私立で大卒なので、ちょっとだけ経歴似てるなあと笑。もともと音楽が大好きで高校からブラックミュージックを聴き始めたのですが、実際に現場に行くようになるとヤンキー多い笑。私は全然ギャルでもヤンキーでもないですし、家もすごく貧乏なわけでもなく、普通な人生を歩んできたので、自分の経歴に逆コンプレックスを抱くことが多かったです。でも、大学の時からいろんなメディアで志保さんの文章やインタビューに触れる中で、「ヤンキーじゃなくてもヒップホップが好きでいていい。」という許しをもらえた気がして、このままでいていいんだと気が楽になりました💌
 本当は今でも「あいみょん」が好きになりたいし、「髭男」が好きになりたいし、ふわっと可愛い普通の女性になりたいのですが、自分が好きなものはゴリゴリのヒップホップやレゲエで、それはこの先も変わらないなと笑。
 好きなものは好きだからそれを認めて、好きを追いかけていくのが、一番自分が納得できる生き方なのかもしれないなあと、これを書きながら再確認してしまいました笑。

 と、言うわけで今回はヒップホップライター、渡辺志保さんについて書いてみました。読んでくれてありがとうございました。最後にニートTOKYOの志保さんのインタビューで締めたいと思います。「◯◯っすね。」という喋り方は私もよくやるので勝手にシンパシーです笑。


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