ワクチン接種の記録(モデルナ1回目)

職域接種後の経過状況を書いておこうと思います。


基礎疾患なし 30代

アレルギー体質:スギ・ヒノキ、ハウスダスト強め

***

【接種当日】

針を刺した瞬間に、びくっとするような、電気が走るような激痛がした。

すぐに左の指先(薬指・小指にかけて)痺れが出てきたため心配になり、待機所で15分待つ予定のところを、30分待つことにした。

30分経った時点で、さーっと血の気の引くような悪寒を感じたため、近くのスタッフさんに伝え、救護所へ。

看護師さんがすぐにやってきて、体温や血圧を測定。

体温:36.5 (ちなみに、平熱は35.4あたり)

血圧:130 (平時は低血圧なので、上は100近辺)

看護師さんが接種した医師を呼び確認。

医師は来るなり、症状と接種部位を軽く確認をし、軽い口調で言う。

「まだ知られていない副作用もありますし、念のため、あと30分待ちましょう」

再び、待機。

喉が渇き、持っていたお茶を軽く口に含みながら、座って待つ。

時折看護師さんが心配して様子を伺ってくださった。

30分後

医師がふらりとやってきて一言

「大丈夫そうですかね?」

「特に変わらず、まだ痺れていて、手に力が入らないのですが……」

「副反応はよくわかっていませんし。だいたい、夕方にはよくなると思います。帰って大丈夫ですよ」

言い終えると医師は、接種会場へ去っていく。

「え…?」と心の中で思いつつ、『痺れ』はよくある副反応なのか…?と半信半疑になりながら、医師が言うのだから…と自分を納得させ、帰宅しようと荷物をまとめていたところ、看護師さんが、書類を書く必要があるので、念のため詳細を再度聞かせてほしいと言ってやってきた。

聞き取りをしながら

「痺れている場所は、薬指ですよね…神経だと思うんですよね……うーん。」

さしたときに痛かったことも告げると、余計に表情が曇る。

「ごめんなさいね、ちょっと待ってもらってもいいですか? 責任者呼んできます」

「え?」と思いつつ、最初にちょっと思っていたことが肯定されていく気がした。

職域担当者と医療機関側の責任者到着

状況確認し、「念のため、クリニック受診しましょう。動けますか?」と。

整形を受診

すでに2~3時間は経っていたので、痺れもだいぶ薄まっていて、接種部位の違和感(金属のおもりをつけてるようなだるい感じ)が強い印象だった。

「まだ未知の副作用があるので、因果関係は否定できません。特に神経の合併症が一番怖いのですが、今触診するにその心配はなさそうです」

一安心。

終わると事務長さんが名刺を渡しながらひとこと。

「今回は、保険診療でお支払いお願いします」

言い方が気になったが、体調もすぐれないし、早く帰りたかったので、初診+診察料を支払って帰宅。

腕が痛い。接種部位がじわじわ熱を持っているのがわかった。

左の指先は、痺れはとれているものの、下に腕をおろすと腕から引っ張られるような違和感があり、パソコンでキーボードをたたくと指先から痛みが走った。

改めて不安になり、接種券に書かれた24時間対応のコールセンターに電話する。

「『痺れ』の報告は、知っている限り聞いていない。副作用として厚労省から来ているのは大学の研究結果がもとなので、まだ知られていないものに含まれるかもしれないが、こちらからは何とも言えない。健康被害の保証の相談はできるが、別の窓口になる。」

そういって、別の窓口の電話番号を教えてもらった。

すぐにかけるも、対応時間外なのかコールするだけでつながらなかった。

心配になり、知人の医師に経緯を相談すると、刺すときに針で神経に触ってしまったのではないか…とコメントされる。

自分でもそれは思っていた。

誰も、接種する瞬間に「痛い」とは言っていなかったから。

とりあえず、できることはなかったので様子見て、おとなしくしていることに。

【2日目】

腕の激痛で目を覚ます。寝返りが打てないくらい接種部位を中心に左腕全体が痛い。すっと触れるだけで、痛みを感じるほどだった。

掌がふわふわとあたたかい気がして計温。37.1~微熱があった。

倦怠感はないが、軽い頭痛。水分を多めにとり、おとなしくしていた。

消化器系の症状がなかったのが救いで、食事は通常通りとれた。

【3日目】

腕の痛みは感じるが、2日目より少し軽くなった。

37.0あたりの微熱とふわふわ感は続いていた。

まだ少し体が重い気もするが、腕の痛みのせいもあるだろうと思いながら、通常通り過ごす。

無意識にそうしていたのだと思うが、歩く等の動作が全体的にゆっくりになっていた。

食事は問題なくとれていた。

【4日目】

腕の痛みはほぼなくなり、接種部位を強めに触っても問題はないレベルにはなっている。

しかし、寝起きから、ぐったりと体が重い。

ぐーっと頭を押されたような頭痛もあり、明らかに食欲がない。とにかく、しんどい。寝たい。

これが、「"倦怠感"か……」と思いながら、少し横になってそのまま5時間爆睡した。

【5日目】現在

腕の痛みはなし。熱もなし。

まだ少し頭や体が重いような気がしたが、昨日のしんどさは、だいぶ緩和している。食欲も、がっつりとまではいかないが、ちゃんとした(?)空腹感がある。

昨日とは打って変わって、起き抜けから大丈夫そうな気がする。


接種時の担当が、若い女性医師(かつ、マスク越しでもわかるくらい香水プンプン)だったこともあり、自分の中で良くない印象もあったことから、未熟さか不慮に招いた自体ではなかったのか…という疑問が今でも尽きない。

今のところ、相談窓口のコールセンターや健康福祉局に確認しても、『後遺症が残るような事態だと申請が通りやすい』そういう自己理解・解釈にしか至っていない。

モデルナの副反応と因果関係?が定かではない状況に、注射針による神経障害となりうる場合、医師(医療機関側)の過失と認めることは難しいとネット検索で確認していたこともあって、おそらくよくわからないまま泣き寝入りだろう。

あの医師は、もっと重大な事になっていても、きっと同じように軽い口調で言うのだろうか。

誰に言えるでもないこのなんとも解せない状況に、行き場のないモヤモヤした気持ちは残ったままである。

とはいえ、今回は一過性の障害で、最悪の大事になっていないのが救いであり、慎重に丁寧に対応してくださったあの看護師さんにはとても感謝している。


2回目、受けたくはないが、ワクチン接種しにいった意味を考えると受けると思うので、またメモ代わりにここに経過を書きに来たいと思う。

口をそろえて、2回目のほうが強く副反応が出る…と言われていると、もはや恐怖でしかない。

最後に、副反応はいまだ未知、かつ個人差が激しいようなので、自分がたまたまだったのだとも思います。

これから受ける皆様、副作用が少ないことを祈ります。

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