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大江戸茶屋

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江戸時代をテーマにした記事を集めました。江戸の町中でちょっと一服。お茶に団子でも頬張る気分で、ゆっくりご覧ください。
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#徳川家康

徳川将軍の諜報組織「御庭番」とは

忍者や忍びというと、荒唐無稽な存在と私たちは考えるが、 スパイと言い方を変えるとどうだろう。スパイは現代でも 世界中で、諜報活動に暗躍していることを誰もが知っている。 忍者とは、江戸時代以前の日本で諜報活動に従事した者たちだ。 その中に、徳川将軍直属の「御庭番」がいた。 薩摩藩主を驚愕させた「蘇鉄問答」 「蘇鉄(そてつ)問答」と呼ばれるエピソードをご存じでしょうか。 江戸時代後期の徳川11代将軍家斉の時。江戸城に伺候してきた薩摩藩主・島津斉興に対して、将軍家斉が声をかけ

江戸の「難読」地名

独特の読み方をする地名は全国にある。 江戸の地名も例外ではないのだが、そのまま 現在の東京で使われているものも少なくない。 あなたはすべて読めますか? サラッとどうぞ。 Q 以下の25の江戸の地名を読んでください 1.高輪 2.市谷船河原町 3.八代洲河岸 4.神田佐柄木町 5.神田多町 6.松枝町 7.安針町 8.小塚原村 9.本所相生町 10.石神井 11.練塀小路 12.采女ヶ原 13.金助町 14.巣鴨御駕籠町 15.牛込払方町 16.通油町 17.檜物町 18.

「東京の地名の由来」に見る江戸

東京に限らず、地名はその土地の歴史を示すもの。 区画整理などで昔ながらの地名が消えていく傾向にあるが、 地名の由来を知れば、新たな発見もあるかもしれない。 江戸の記憶を伝える東京の地名、サラッとどうぞ。 千代田区 霞ヶ関(千代田区霞が関)・江戸以前からの地名で、日本武尊(やまとたける)が蝦夷(えぞ)征伐の際、ここに関を設けたなど、いくつかの説がある。 九段(千代田区九段北、九段南)・傾斜地に9層の石垣を築き、幕府の御用屋敷を建てて、九段屋敷と称したことに由来。維新後、石段

江戸の町は骨だらけ・・・らしい?

東京の地下には、当然ながら江戸の遺跡が眠っている。 地面を掘れば、遺跡が見つかることも不思議ではない。 そして遺跡が墓地の場合、夥しい骨が現われることになる。 およそ地下3mに眠る江戸 昨日、近所を散歩した折、千代田区岩本町2丁目の弁慶橋跡のあたりでマンションの建設工事をしていたことはすでに書きましたが、建物の基礎のためか、それとも地下を造るのか、パワーショベルでかなり深くまで掘っていました。 立ち止まって、柵越しに、穴の底を眺める私。土の質のことは、よくわかりません。