オールジャンル音楽ライブ制作の落とし穴その2
僕は元芸人の地下ライブイベンター、タカムラだ
地下アイドルライブ・音楽ライブの主催をしている。
今日は前回に続き音楽のオールジャンルライブが陥りやすい落とし穴その2です
演者のジャンルがバラバラということはこのような問題点もあります
➁ジャンルがバラバラゆえにノリ方、見方がわからない
弾き語りのような静かに見るようなスタイルと、アイドルのような立ちで盛り上がるようなライブを一緒にやっているわけなのでそれぞれの見方がバラバラなのでお客さんの盛り上がり方がわからないという点があります
それをできるだけ埋められるように主催だって努力をしてないわけではないのですが、多彩なジャンルが集まりすぎるとこういうことも起こります
あるライブでこんなこともありました
9組集まっていたライブでしたが前半の香盤がこんなことがありました
まず1番2番は普通に考えてトップじゃないです
3番も曲的には盛り上がるよりはやりたい曲をやる人なので暗い曲、場末のスーパーの店内放送のようなオリジナル曲のマイナスを埋めるには至らず。
そして4番目のアイドルによって「スキちゃん」「初恋サイダー」などで空気が一気に変わり、盛り上がっていきました
4組目でエンジンかかるというのはかなり遅いです。
そもそもこういう香盤にしてしまう方が悪いと言えるのですが、誰でも出れる場合このような事態も起こります
本来トップもちゃんとエンジンかけられる人を呼ぶべきなんですがそうも言えないのもあります
ただし主催だけの責任ではない部分もあります。
ライブ経験が少ない人やオリジナル曲を持っている人が陥りがちな間違いがあります
まずオリジナル曲で勝負している人がやりがちな間違い
「オリジナル曲を持ってることに満足してつかみができてない」
つかみというのはなんでもいいです。しゃべりでもウケる曲、打ち曲を持ってくるでも。
最近はLiSAなどのノレる曲を2曲くらいやってオリジナルを入れるというパターンがアイドルさんだとよくいます。
わかっている人はカバーを入れてからオリジナルというのをちゃんとやります
つかみに失敗したらせっかくのオリジナルも聞いてもらえません
「好きな曲でセトリを組みすぎてトップなのにバラードばかり」
正直空気を読めてない、と言われても仕方ないレベルです。
大袈裟かもしれませんが。
これもまたノレる曲が欲しくなります
ライブ経験少ない人が多いのでこういう失敗例も多々あります
あともう一つこんなのもあります
「オリジナル曲が人前に出せるレベルじゃない」
レアケースではありますがこういうこともあります
人が乗れる曲のパターンはだいたい出ているわけですから精査をすることはライブに出る前でも可能なはずです
こういうパターンで乗れないライブになってしまうこともあります
~オールジャンルライブ制作の落とし穴その3~につづく