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MathMLコアはいつごろ勧告になるのか

2023年10月、W3Cの数学作業部会憲章(日本語訳)が再発行されました。そうなると、数学作業部会憲章の下で作業が進められていたMathMLコアはいつごろ勧告になるのでしょうか。

憲章によると

数学作業部会憲章の予定の節によると、開始日+3ヵ月で勧告候補、開始日+9ヵ月で勧告案を目途としているようです。そうすると、数学作業部会憲章の開始日が2023年10月13日なので、2024年1月に勧告候補2024年7月に勧告案となる予定のようです。

W3C手続き文書によると

では、勧告案から勧告になるのはいつごろでしょうか。
W3C手続き文書(日本語訳)によると、"諮問委員会の審査の締切は勧告案の発行後少なくとも28日間空けなければならない"ことになっています。また、"審査で何らかの不同意があったなら、勧告として発行する14日前までにその意見を正式に処理しなければならない"ことにもなっています。よって、勧告になるのは、早く見積もって勧告案から1~2ヵ月後になるかと思われます。

※ ここでは数学作業部会憲章の再発行時点で最新の2023年6月12日版のW3C手続き文書に基づいて記載しています。

2024年9月

以上を踏まえると、MathMLコアは2024年9月に勧告になる可能性が高そうです。

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