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MathMLとアクセシビリティ

2021年4月、新しい"Math Working Group Charter"(日本語訳:数学作業部会憲章)が掲げられ、数学作業部会が再始動しました。 この概要については、Mitsue-Linksのブログ「第3期のMath Working Groupが始動した話」を見ると分かりやすいです.

さて、この新しい"Math Working Group Charter"には、Accessibility(アクセシビリティ)という言葉が24回登場します。1つ前のものである2016年までの憲章では、Accessibility(アクセシビリティ)は8回だったので大きく増えています。それだけアクセシビリティの重要性が伸びたということでしょう。

MathMLの意義ってアクセシビリティ

MathMLが登場した当時、その目的は主にウェブで数式を描くことでした。しかしながら、2021年現在、単独で表示できるブラウザは実質Firefoxのみであり、しかも全ての要素に対応している訳ではありません。そこで、MathMLにMathjaxを組合せて数式を表示したりすることになります。しかし、MathjaxはLaTexと組合せることができるので、その組合せの方が、ウェブで数式を描く場合においてはより一般的な方法かもしれません。
すると、MathMLのウェブで数式を描く機能は重要でないかもしれません。
そうなると、MathMLの優位性は何だという話になるのですが、それこそアクセシビリティで、私は利用したことが無いのですが、数式読み上げソフトで大活躍するようになるのかもしれません。

いずれにしても数学作業部会が再始動した話は、MathMLにとって明るい話題だと思います。

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