実習生の日誌問題

僕は保育士

子どものとのエピソードがたくさんある。笑いあったことも、      寝れなくなるくらい悩んだことも。夢に出てくることもあった。

今回は初めて出会った実習生との会話で感じたことを。


「先生、この日誌って書いて意味があるんですか?」

実習生のことばだ。


実習生と先生との関係でこんなことを言われてムッとする人もいるだろう。     

僕はこんなことを言える人が大好きだ。当然に僕も思ってた。

でも、僕は言えなかった。

だから、実習生と考えることにした。


「ん~なんでだろう、でも俺も思ってたよ」

「ですよね!やっぱり思いますよね」

「まぁ、書いて、改めて見えることはあると思うよ。自分こんなこと考えてたな~とか、あの先生、こんな動きしてたな~とか、書いてから気づくことはあると思うよ。」

僕はこう実習生に話した。前文のごとく書いて僕は自分が恥ずかしくなった。

なにも実習生のことを考えていなった。

保育士の記録と実習生の記録の違いに気付かなった


【違い】は

誰に向かって書いているのか。


保育士の記録=自分向け

実習生の日誌=保育士向け

※保育士の記録について、自分向けではなく、子ども向けや、行政に向けて、何か失敗した際に自分を守るため。など理由はある。今回は自分向けにする。


何が違うって、記録や日誌を書く際に誰を思い浮かべながら描いているか

自分のためになる保育士の記録は、子どものことを考えて書く。

実習生の日誌は担当した先生。もっと行くと、単位がちらつきながら書いていく。

そりゃ、「書いて意味あるの?」ってなるよね。

何のために書いてるの?って。


書くことも同じような内容になるし、きっちり埋めて書くことが当然。と大学が教えるもんだから、ひねり出して書いていく。8時間労働した後に。


保育士でも8時間しか働かない。日誌もその時間に終わらせる。

社会人として当然だ。


社会で働くための実習なら時間内に仕事を終わらせるような実習のカリキュラムにしないといけないし。馬鹿みたいに小さい字で書くことの美学は捨てたほうがいい。


保育士も園も、「私もやったから」「実習がきつかった」じゃなくてそうならないために、より質の高い実習経験ができる環境を用意しないといけない。

日誌も。これは自分のためになるものだから自分のために書いて。それを後から見せてもらう。間違った表現を訂正する。それで十分だと思う。


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