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最愛の旅先・小笠原 第3回 父島に初上陸!

お出迎えの第一声に「???」

おが丸が父島二見港に着岸し、初めて小笠原諸島に足を踏み入れた!

下船してターミナルに向かって左側、小笠原ユースホステル(以下「ユース」)のヘルパー(スタッフ)が待っているところに向かった(ユースのプラカードを持って待っている)。

ヘルパーのお出迎えの第一声。聞くのはもちろん初めてだった。今となっては全く抵抗なく受け入れるばかりか、言われて心から嬉しく感じるのだが、初めての自分にとっては「???」とならざるを得ず、少なからぬインパクトがあった。

「おかえりなさい!」

え?初めて来て、初めて会うのに、「おかえりなさい」って???
「こんにちは」とか「初めまして」ではなくて?

この、初めての土地でいきなり「おかえりなさい!」と言われる「???」な感覚から、その後の小笠原滞在を経て、復路のおが丸が竹芝に到着するまでの間に「おかえりなさい!」の意味が段々と腑に落ちていく感覚への過程は、温かみのある、人生において大切な過程になると、このときは理解できなかった。

荷物はユースの車に載せ、ヘルパーの案内で徒歩でユースに向かった。ユースまでの間にあるお店や島の説明を受けながら。

ユースに到着しチェックイン。そのあと、どうする?

ユースに到着し、荷物を部屋に入れて、チェックイン。オーナー(なお、ユースホステルにおいてはオーナーを「ペアレント」という)によるユースの説明(起床・食事・入浴・消灯などのスケジュールやユースの施設案内など)を受ける。

オーナーはひとしさんといい、オーナーの奥様はみなこさんという。このときは、小笠原もユースもリピートするとは想定していなかったから、ひとしさんとみなこさんとの付き合いが現在(執筆日は2023年5月22日)にまで及ぶとはもちろん想定し得なかった。人生とは分からないものだ。

ユースの説明が終わり、ランチに出る前に、ユースの掲示板に貼ってあるツアーのお店にフライヤーたちを眺めた。他のお客さん(なお、ユースホステルのお客さんのことを「ホステラー」と呼ぶ)から話しかけられ、どのアクティビティーにしようか考えてると言ったところ、アクティビティーという言い方が受けてしまったのか、笑いが起こった。そのお客さんは小笠原(など離島)の旅に慣れているのか、することはすでに決めているらしかった。

ヘルパーからも話しかけられ、小笠原は初めてで何をしようか考えていると伝えたところ、おすすめをいくつか教えてもらえた。

考えた結果、スノーケリング講習、シーカヤックのツアー、南島に上陸するドルフィンスイムのツアーを、それぞれ予約することにした。明日からにした。どれも初めてだ。

やることも決めたし、そろそろランチに出よう。

「島寿司」で島寿司を初めて食べる

初めての小笠原でのランチは「島寿司」での島寿司を食べた。

島寿司は魚の「漬け」の握り寿司だけど、この時の魚はなんだっただろう?

わさびではなくからしが付いているのは新鮮で、カラシのコクのあるピリッとした辛さはインパクトがあった(わさびは「ピリッ」より「ビリッ」と香ばしい辛さだ)。

ランチ後は大村海岸を散歩してから、村営バスで扇浦海岸へ


小笠原での初めてのビーチは大村海岸。ゆったりと時間が流れる。心地いい。

(注意:小笠原の日差しはとても強く、曇りの日でも痛くなるほど日焼けする。日焼け止めクリームを塗る、長袖のラッシュガードを着るなどの日焼け対策が必要。初めての小笠原においては、ラッシュガードを持っていなくて、日焼け止めクリームだけで何とか対応したと思う)

大村海岸の次は、村営バスで扇浦海岸へ。バスも島に流れる時間のように、ゆったりとしたリズムでエンジンを回転させて走る。

島旅は初心者で、海への旅もかなり久しぶりで、ヤドカリやカニを目で追いかけつつビーチを散歩。


おわりに〜ユースの夜

初めてのユースでの夜。入港日の夜には「ミーティング」といって、オーナー夫婦にヘルパー全員にほとんどのホステラー、日によってはユースと縁のある島民も集まって、全員の自己紹介、オーナーひとしさんの島案内のあと、みんなで歓談する。

自己紹介で何てしゃべったかはっきり覚えていないけれど、このときは、男も女も老いも若きも、さまざまな地域から集まってきたんだなあという印象が強かったかな。

船旅の疲れがあったから、夜は消灯時刻(22時30分)には寝た気がする。

明日は、初めてのシュノーケリング(講習)だ。楽しみだ!


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