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お金がニガテ

前フリをすっ飛ばして話すのですが、4月から某えんじ色大学のビジネススクールに通っています。
まだ始まったばかり&全面オンラインなのであまり実感がないのですが、面白そうな科目がたくさんあり、けっこうワクワクしています。

その科目の一つにイノベーションを扱ったものがあるのですが、その課題図書「3Mで学んだニューロマネジメント」が面白くて、わくわくしながら読んでいます。

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この本には、お金についてのくだりが出てきます。

お金がニガテ

本の話をする前に。
僕は、お金が好きなんだけどあまり好きではないというなんとも複雑な価値観を持っています。
たくさん本読みたいし、新しいパソコン欲しいし、美味しいもの食べたいし、友達と飲みたい。そのためにはいくらお金があっても困りません。

しかし一方で、お金を稼ぐことについての罪悪感めいたものもあります。
こんな仕事を長年やっているせいか、自分の仕事は社会的インフラでフリーアクセスであるべき、むしろ困っている(支払えない)人にこそ廉価/無料で届くべきではないか、という思いもあるのです。

なので、需要に応じて価格を吊り上げることや、あるいは困っている人に届かない場所にある「価値あるもの」に釈然としない思いをすることがよくあります。
こういう感覚があるのはバランス悪いな、と思いつつ、どう扱えば良いものか分からないまま今に至っています。

イノベーションと価値とお金

で、本のくだりに戻ります。
この本の中では
・イノベーションはお金のためにやっている訳ではないという意見がある。
・しかし、イノベーションは大きな顧客価値を生み、顧客が嬉しい。
・それに対する感謝の気持ちが「ありがとう」であり、その対価として支払われるのがお金である。なので法外な値段にしてはいけないし、また安売りしてもいけない。
・この「ありがとう」とセットになったお金を投資して次のイノベーションを実現し、新たな顧客価値を生みだす。
・皆さん(読者)が使っているお金は、先輩方がもらった「ありがとう=お金」であり、今ここでその循環を断ち切ることは未来がなくなることを意味する
とありました(意訳)。

我々の仕事もそうなのですが、分かりやすくありがとうがお金に変換されていると言えるのかもしれません。
となると、それは受け取っても良いものだし、それをまた次の価値提供につなげていくということが世のため人のためになると思って良いのでしょうか。
そうだと思うんだけど、あと少し釈然としたい。

余談:なんでビジネススクールなのか

という訳で冒頭のビジネススクールの話に戻るのですが、入学動機の一つとして「お金アレルギーをなくす」というものがあると自覚しています。(一番の理由はマネジメントと組織論なのですが、それはまた別の機会に)
お金とはいかに発生して、どこに消えていくものなのか。
それがどういう役割を果たし、誰の役に立っているのか。
それがあることで、誰の何にどういう価値が意味付けされるのか。

そういったことを探求してみたいと思います。

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