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六曜(りくよう)の友引と仏滅っておそろしいものなの?という疑問におこたえします

鑑定中によく頂くご質問のうちの一つに「六曜」の扱いについてがあります。

六曜とは友引、先勝、先負、赤口、仏滅、大安というあのカレンダーに載っている記号のことでお馴染みです。


例えば赤口や仏滅は「引越や入籍は避けるべきですか?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。


そのことについて以前別の場所で書いたことをここでご紹介したいと思います。


夏休みが終わると色々なカレンダーや手帳が売られはじめます。明治時代以前はカレンダー(暦と呼ばれていました)はなんのためにあったかというと「占い」のためでした。
暦は日にちを把握することはもちろん、運勢に関する情報がみっちりつまった形態で、運気を知るための立派な読み物でもあったのです。
今はカレンダーはおろか、日付もスケジュールもケータイやタブレット端末で管理する人が増えていますが、当時はスケジュールだけでなく運の流れを管理するのが暦だったわけです。


しかし、前にもこのコーナーで書いたとおり、明治政府によって占いの情報をカレンダーに載せることが禁止されました。そうして、かわりに収録されるようになったのが、「仏滅」「先勝」などで有名な六曜でした。六曜は「いきなり占いの情報がなくなって寂しい」と感じていたカレンダー購入者のために便宜的につけられたものだったのです。
今では結婚式を「友引」では避けるなど縁起担ぎで大事にされている六曜ですが、意外にも歴史は浅いといえます。

もともとカレンダー/こよみが天文の動きや運勢の動きの研究と連動して成立した歴史があります。運がどう動いていくのか、未来を知るための大事なツールでしたし今もそうなのかもしれません。カレンダーをめくりながら、例えば「秋口には旅行しようかな」とか未来に思いをはせることがあります。


もちろん、六曜を大事にするのも「運勢を測る」ひとつの手段としては良いことなのかもしれませんが、筆者はあんまり気にしすぎて人生の選択を狭めてしまうのもどうかと思います。本来、占いとは可能性や選択肢を広げるためのものであると考えるから、です。




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