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「一流の人に学ぶ自分の磨き方」を要約


•一流の人は人生を積極的に切り開く

一流の人の多くは「子どものころに植えつけられた信念は好ましくなかった」と告白するが、一流の人は刷り込みの修正を2つの方法で行う。
①セルフトーク
ポジティブなセルフトークのフレーズを用意し、自分に変化が起こるまで毎日それを繰り返す。
②イメージトレーニング
ポジティブなイメージトレーニングを実行し、思い通りに人生が展開する様子を脳裏に焼き付ける。
以上2つの方法を組み合わせると、やがて心の姿勢が大きく好転する。

•一流の人は信念を持って仕事に取り組む

一流の人の特徴の1つは、信念を持って仕事に取り組んでいることだ。彼らは周囲の人に多大な影響を与え、世の中をよりよくする。
二流の人が気晴らしとして頻繁に利用するのが、酒とスポーツ観戦だ。自分で努力して大金を稼ぐよりも、酒を飲みながら応援や野次に興じるほうがはるかに楽である。二流の人は人生という舞台の観客だが、その原因は、信念を持って取り組める仕事を見つけようとしないことにある。

•一流の人はお金よりも充実感を追い求める

一流の人は充実感を追い求める。働くという行為の結果ではなく、働くという行為そのものから充実感を得るのだ。彼らにとって、お金は「おまけ」のようなものだ。
二流の人は手っ取り早く金儲けをしようとする傾向がある。金持ちになれば、心の中の空虚感を埋められると思い込んでいるからだ。しかし、どんなに大金を得ても物足りなさが残る。空虚感は充実感によってのみ埋めることができるからだ。つまり、二流の人はどんなにお金やモノを手に入れても充実感が得られないことに失望し、「結局、この程度か」と疑問に思う。

•一流の人はビジョンの実現をめざす

一流の人は大好きな仕事をし、尊敬する人たちと良好な関係を築き、理想の異性と結婚して充実感を得ることによって永続的な幸せを得る。そして、その幸せは奥深い喜びをもたらす。
二流の人は外面的なことで幸せを得ようとする。たとえば、食事や買い物、娯楽などを通じて一時的な幸せを追い求める。

•一流の人は現在に生きて未来を夢見る

二流の人は過去に生きる傾向がある。 
一流の人は現在に生きることを信条とし、明るい未来を夢見る。
過去に関して最も重要なことは、それが現在と未来にどんな影響を与えるかということだけだ。過去はそれ以外のどんな力も持っていない。
しかし、二流の人はいつも過去を振り返って後悔しながら生きている。
一流の人は、時おり昔を懐かしむとき以外は、過去を振り返らない。彼らは時間が刻々と過ぎ去っていることを肝に銘じ、自分に残された時間がどんどん少なくなっていることをいつも切実に感じている。だから、後悔して悲嘆に暮れている暇はないと考えている。

•一流の人は成功に必要な代償を払う

二流の人が勝利に必要な努力を避ける方法を考えるのに膨大な時間を空費しているあいだ、一流の人は代償を払って地味な努力を積み重ねる。
二流の人は成功の近道をどこかにあると思い込んで、それを見つけようとする。しかし、そんなものは見つかった試しがない。成功するためには、欲求の充足を遅らせて、血と汗と涙を流し、苦しみを乗り越える必要がある。つまり、ありもしない近道を探すよりも、あえて遠回りする方が大事なのだ。人生では、成功に必要な代償を事前に払うか、後悔という代償を後で払うか、どちらかを選択しなければならない。
一流の人は成功に必要な代償を払う方がずっといいことを知っている。

•一流の人はどんな状況でも平常心を保つ

二流の人はプレッシャーがかかると冷静さを失って動揺しやすく、プレッシャーに押しつぶされる。
一流の人はプレッシャーがかかる状況でも冷静さを失わず、常に落ち着いている。
一流の人は「この状況は生死にかかわることではない」と自分に言い聞かせ、平常心を保つことを心がけている。この習慣は、窮地に追い込まれても自分のポテンシャルを最大限に発揮するのに役立つ。

•一流の人は自分に熱く語りかける

人々のセルフトークの77%はネガティブだという。
二流の人は自分に対して無意識に二流の言葉を使っている。「やってもどうせ無駄だ。」「どうせダメに決まっている」と自分に言い聞かせてそれを実行しようとしない。
一流の人は素晴らしいアイデアを思いつくと、「やればできる」と自分に言い聞かせ、そのアイデアを実行に移して成果をあげる。
言葉は人生に多大な影響を及ぼしている。

•一流の人は綿密に人生の計画を立てる

一流の人の特徴の1つは、ほしいものを決め、その理由を明確にし、それを手に入れる方法を知っていることだ。彼らはいつも思考を研ぎ澄まし、それが行動にもはっきりと現れている。
二流の人はほしいものが明確ではなく、自分がそれを手に入れる能力を持っているかどうかわかっていない。彼らは思考を研ぎ澄ますのではなく、酒を飲みながらテレビを見、漠然と過ごす。人生の計画を立てなければならないことは本人もよく知っているが、面倒なので避けたがるのだ。
つまり、二流の人が休暇の計画を立てるために多くの時間を費やすのに対し、一流の人は人生の計画を立てるために多くの時間を費やす。

•一流の人は「なぜ」にこだわる

一流の人は、ビジョンを実現するためには、「どうやって」ではなく「なぜ」にこだわる必要があると考える。どうやって目標達成するかは誰かが知っているから、その人に教えて貰えばいい。
本当に大切なのは、自分がなぜその目標を達成したいのかということだ。その欲求の強さが、夢を追い求める原動力になる。
二流の人は「どうやって」にこだわり、夢や目標を実現する方法を知らないという理由であきらめる。
「なぜ」にこだわり、モチベーションを高めると、驚異的な力が発揮される。そのために時間を投資するのは一流の人だけである。

•一流の人はリーダーの役割を理解している

二流の人は、リーダーとは自分を傷つける権力を持った人のことだと思い込んでいる。彼らは落ち度を指摘されたくないので、リーダーの目につかないように気をつけている。
一流の人はチームをまとめ、組織のビジョンを実現するために謙虚な姿勢で全力を尽くす。同時に、自分が人間として成長する機会を与えられたことに感謝する。
リーダーとは恐れられるひとのことではなく慕われる人のことであり、人々のよい面を引き出して組織の発展につなげる存在だという認識を持とう。

•一流の人は想像力を駆使する

二流の人が想像力を子どもの遊戯とみなすのに対し、一流の人は想像力を未来の予告編として活用する。彼らは心の中でシナリオを案じて未来を先取りするのが得意だ。
一流の人は問題の解決策を思いつく手段として想像力を掻き立てる。そのために、美しい自然に触れられる場所に行って、英気を養うこともある。
毎日3分間、想像力を駆使せて自分の理想の人生を思い描こう。この習慣は人生を永遠に変える力を秘めている。

•一流の人は周囲の人に支えてもらう


長い人生では山もあれば谷もある。
言い換えると、どの人生にも順境と逆境があるということだ。
逆境のときは何かにつけて裏目に出やすいから精神的に追い詰められる恐れがある。そんなときに独力で頑張ろうとしても、自分1人の力ではたかが知れている。
一流の人の最大の敵は燃え尽き症候群だ。ストレスがたまると落ち込みやすいから、それまで取り組んでいた活動に対する情熱を失ってしまう恐れがある。燃え尽き症候群を未然に防止するためには、時おり休養をとる必要がある。実際、一流の人は家族や友人と一緒に過ごして頻繁に気分転換をしている。一流の人にとって、サポートチームはさらなる高みをめざすための心のオアシスなのだ。
自分を無条件に愛してくれる最良な人たちをリストアップし、その人たちと頻繁に話をするか定期的に会って親交を深めよう。

•一流の人は無知を自覚する

大多数の人にとって、勉強とは事実や理論、定理、日付を暗記することを意味する。実際、それが学校教育で終わることの主な内容だ。
ジム•ローンは「学校教育は生計を立てるのに役立つが、生涯教育は資産を築くのに役立つ」と言っている。
一流の人はそれが事実であることを確信し、能力開発やセールス、マーケティング、経営などの本や雑誌、CDにお金を投資し、やがて自分の専門分野の第一人者になる。
愛することと同様、学ぶことは無限である。一流の人はそれを知っているから、生涯にわたって学び続ける。

•一流の人は感情にもとづくコミュニケーションを重視する

多くの研究によると、知能指数よりも感情指数の方が大切であることがわかっている。
二流の人が論理に訴えて人と接するのに対し、一流の人は人間が感情によって動くことを理解し、誠実な言葉やしぐさを含めて人間関係の技術を磨く。一流の人は行動とそれが周囲の人におよぼす影響を研究して感情指数を高める。彼らは心理学や自己啓発、癒し、マナーといった感情を重視するテーマを追求する。そうすることによって人間関係の技術を磨き、結果として成功と充実感を得る。

•一流の人は双方が利益を得る交渉をする

交渉の技術に関して、基本的に2つのアプローチがある。
二流の人は、自分がより大きな利益を得るために交渉する。
一流の人は、双方が公平に利益を得て勝利を収めるために交渉する。
一流の人は公平、正直、共感を重視し、それらの資質を持たない人とは話し合おうとしない。
なぜなら、そうすることによって今後ますます多くのビジネスチャンスが舞い込むことを知っているからだ。もっと重要なのは、彼らが正義を貫いていることである。

•一流の人は過去のことを水に流す

二流の人は裏切られたと感じると、それを根に持って復讐を誓う。多くの人は傷ついた自我を復讐によって癒そうとする。しかし、それは生産的な行為ではないから、ますます空虚な気分になるだけだ。
一流の人は裏切られたと感じても、広い心で相手を許して愛を贈る。もし他人に裏切られたら、それも人生の一部だと考えて水に流す。なぜなら、多くの人が恐怖と欠乏に怯えて行動しているのを知っているからだ。
恐怖と欠乏は不合理な考え方を生み、不適切な行為につながりやすいが総人口の95%が恐怖と欠乏におびえながら生きていることを肝に銘じよう。
多くの人は損したくないという一心で他人を裏切ってしまうのである。

•一流の人はグローバルな視点で考える

一流の人は地球を一つの共同体とみなしている。だからムンバイでの出来事がシカゴに、シドニーでの出来事が東京に影響を与えることを知っている。
二流の人は他の国のことをあまり知らない。自分の住んでいる地域以外のことはほとんど興味を示さず、国際社会に対して偏狭な認識しか持ち合わせていないので、国どうしが影響を与え合っているなど思いも寄らない。
国際的視野に立って、困っている外国の人々に支援の手を差し伸べて地球規模の善行を施そう。

わずかな人だけが成功を収める理由は、彼らが精神的に強いからだ。辛抱強く努力を積み重ね、思考と感情、および人生に対する姿勢をコントロールする方法を学んで充実した人生を送っているのだ。能力開発と自己改造のために継続的に努力するならあなたも同じように成功を収めることができる。あなたに必要なのは、絶えず学習に励む決意をすることだ。




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