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【クリエイティブを養おう】野又穫 「Continuum 想像の語彙」


はじめまして

閲覧いただきありがとうございます。
IT企業勤務、クリエイティブなことがしたい新人SEのtakamiです。

美術館やアートに関する展示、イベントに趣味でよく行っているのですが、
せっかくなので、【クリエイティブを養おう】という題目で、
美術館の展示やアートに関する記事を投稿していこうと思います。

展示やイベントでインプットをたくさんすることで、
自分の創作物やアウトプットの種が養われると思っています。


野又穫 「Continuum 想像の語彙」に行ってきました。

今回、東京オペラシティ アートギャラリーで開催された、
野又穫 「Continuum 想像の語彙」に行ってきました。

野又穫さんの絵画は、想像上の建築、現実ではありえない建造物のある世界観をもっています。
それでいて、どこか現実と地続きになっているような雰囲気が特徴的です。

第1章 1986年頃の作品


会場に入ってまず目に入るのがこの絵です。
船に大きな帆のようなものがついていますが、実際に動くかは未知。白い大きな船が黒い海を渡っています。


第1章はこのように、直線で構成された建物と、特徴的な窓、ガラスで作られた球体、植物、建造物が画面の中心に置いてあることが特徴的でした。人の気配はないように感じられます。

ちなみに、絵がひとつひとつ思っていたよりも大きくて、それだけで迫力がありました。

次は、第2章に入ります。

第2章 1990年代 新たな特徴の出現

次は、視点が少し上からになりました。人の影も見られます。絵の特徴に変化が見られますね。

第1章では見られなかった構図が沢山出てきました。ところどころ黒くなっている柱や、建物が半分断面図のようになっているもの、建物の端が画面に入り切っておらず、無限に感じられるもの等です。野又穫さんの作品の変化が感じられます。

第3章 1990年代末 帆、風車、気球

また新たな要素が出てきました。風車、球体、羽が特徴的です。それに加え、背景の空が第1章よりもかなり明るいです。
第3章の部屋に入った瞬間、絵の明るい青色の空間で、とても良い雰囲気でした。

第4章 〈光景 Skyglow〉シリーズ

この部屋が1番驚きました。部屋が全体的に暗く、絵の一つ一つにライトが当たっているのですが、本当に絵が光っているようでした。

第4章では場面が夜になりましたね。白色が本当に発光しているみたいです。

第5章 Continuum

第5章でまず目に入ってきたのはこの3枚です。
建物や風景の特徴がシンプルになり、無機質になりました。第4章で見られた夜の要素も含んでいます。

その他の絵は、壮大なスケールの絵が多いと感じました。もはや地球視点の絵もありますし、大きな建造物が描かれています。

まとめ

お付き合いいただきありがとうございました。野又穫さんの絵はいかがだったでしょうか?

私は、この展示を見て、自分の子供の頃に夢見た理想の遊園地や、空飛ぶ飛行機など、絵の中でなら実現させられるのだなと感じました。

この展示の会期は終わってしまいましたが、また面白そうな展示があれば情報共有したいと思います。ぜひ行ってみてください。

おまけ

ちなみに、父が1987年に手に入れた「STYLING」という雑誌に、野又穫さんの絵が載っていました。
以下、父から送られてきた写真です笑

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