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【SDGsの本質とは】子どもにツケを回さないために、今、私たちができること

【このままでは未来が危ない】

これは今から100年後の温暖化対策をしたニューヨークの CG写真です。
温暖化対策をしないとどうなってしまうでしょうか?

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なんと水没してしまうのです。

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 私たちの住む土地が水没してしまいます。また近年増えている異常気象の原因は、地球温暖化もその1つです。自分たちの世代には関係ないからいいの?逃げ切れる?私は子どもにツケを回したくないと考えています。
  このままの未来を回避するため、 持続可能な社会を作りたいと考え、私はSDGsに力をいれています。

 SDGsの本や資料や番組などで本質をついたものが少ないです。 PR記事みたいなの多すぎるということで、ざっくりと今回noteの記事にまとめることにしました。
 私は SDGsについてずっと取材したり、途上国で海外取材もしてきました。そして今は企業研修や出張授業、 SDGsの教材作りなどをしています。先週だけでも、みずほ銀行さん、リクルートさん、青森県庁さんなどで実施させてもらいました。今、「分かりやすく SDGsを伝えてほしい」という問い合せが毎日、この小さな会社 笑下村塾にきています。

【#子どもにツケを回さない】

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 私が SDGsを広めたい訳について簡単に書かせてください。

 ふと、10年後、37歳の自分が「なんでこんな社会を作ったんですか」と出張授業で子どもたちに聞かれ、謝る姿を想像しました。そこから、とても寝つきが悪く、漠然として不安に襲われます。右からも左からも叩かれるよりも、未来の子どもたちに叩かれる方がつらい。

 子どもたちにツケを回さないために、今私たちができること、考えて、行動することを重視し本を出しました。

くもん出版「お笑い芸人と学ぶ13歳からの SDGs」

https://www.amazon.co.jp/dp/4774330949/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_63pnFb9EPT42S

私たちの行動は、微力だけど、無力ではありません。


●本日、TBSにて SDGs解説

 TBSが、SDGsのキャンペーン「地球を笑顔にするweek」を明日から1週間実施します。
その一部ですが、初日の「グッとラック!」の SDGs解説をスタッフさんと一緒にこの本をもとに、考えさせていただきました。
 キャンペーン大使の指原莉乃さん、香川照之さん、安住アナと一緒にお家でできる SDGsを考えます!

 11月23日(月)あさ8時〜TBS「グッとラック!」
出演者:立川志らく、国山ハセン、田村淳、橋下徹、神田愛花、香川照之、指原莉乃、安住紳一郎、たかまつなな

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 ぜひ、 #13歳からのSDGs とつけてSNSなどにご投稿いただけますとありがたいです。番組では尺が限られているため、noteで大切な点や紹介しきれなかった点をあらためてまとめます。


【SDGs、持続可能とは何か】

 今、地球が悲鳴を上げています。異常気象により災害が増え、世界から戦争は無くならず、貧富の差が広がり、海をプラスチックで汚しています。これらを解決し「持続可能な社会を作ろう」というのがSDGsの考え方です。
 SDGsとは国連がつくった世界を変えるための17個の目標です。

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2030年までに共通の目標を作りました。

SDGsとは?
 Sustainable (サステイナブル)
 Development(ディベロップメント)
 Goals(ゴールズ)

 日本語にすると「持続可能な開発目標」。

 持続可能とは何か。例えば、貧しい人がいたときに、寄付をおこなっても、その人はそのお金がなくなったら生活できません。そうではなく、仕事を教えたら自分で働いてお金を稼げるようになります。

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これが持続可能という考え方の一例です。

【なぜ今 SDGsか。企業が本気の訳とは】

◼️大企業がSDGsに力を入れる理由。 

 なぜ、大企業は、SDGsに力を入れ始めているのでしょうか?
 
 お笑いの事務所、よしもとが国連に行ったり、味の素が本気でガーナの栄養改善に取り組んだり、トヨタが特設サイトを開設したり、セブンイレブンが二酸化炭素(CO2)排出を2050年までに実質ゼロとすると宣言したり……。
 
 今、企業はSDGsに色めき立っています。今までの国際協力の文脈と違うのは、国家やNPO・NGOのみならず「企業を巻き込んでいる」という点だと思います。

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 日本の企業ではCSRのみならず、経営、人事などが取り組んでおり、中には管理職全員にSDGs研修を受けさせるほどの会社もあります。
 
 大企業がSDGsに力をいれる本当の理由。それは、儲かるからです。SDGsを会社として、取り組んでいないと信頼を失って利益が下がります。SDGsが世界の常識になったことを考えて下さい。

 SDGsに取り組んでいない会社と契約はやめようという発想にならないでしょうか。そう考えたときに、将来的に取引ができなくなってしまうことを危惧すると、今からSDGsに取り組もうという考えになっているのです。

◼️SDGsに本気で取り組まないのはリスクなのか。

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 それをいち早く感じているのは、商社、自動車メーカーなど海外に敏感な企業です。
 企業がSDGsをやらないとリスクと感じている面が強いのですが、なぜ、企業が社会的責任を果たさないと損をするか分かる例をご紹介します。

 1990年代後半、ナイキがベトナムの工場で児童労働をしていたのが発覚しました。そこでNGOが「ナイキの商品を買うな!」と不買運動を起こした結果、アメリカでの売り上げが1年で7割も減少しました。1年で7割ってすごい数字です。
 企業の事業活動が、人権、環境、労働においてどの程度配慮しているのか、それが消費にまで左右されるまで市民社会が成熟していると思うんです。バレなきゃいいのスタンスではなく、積極的にやっているのか、それが見せかけじゃないかまで問われる時代がやってきています。

◼️投資家からお金が集まらない

 このようにSDGsが企業に行動を求めたことで、ESGの観点に再度注目が集まっています。ESGとは、Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)のそれぞれの頭文字をとった言葉で、企業の長期的な成長のためには、この3つの観点が必要だという考え方です。

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 投資家は企業に投資する際、その企業がこれから成長する見込みがあるかを見極めなければなりませんが、そのとき、ESGをもとに「会社の成長が持続可能か」を判断するのです。これを、ESG投資と言います。

 例えば、世界的な金融会社であるゴールドマンサックスは、取締役に女性がいない会社の資金集めに協力しないと表明しています。

 他にも、二酸化炭素を多く排出し、地球温暖化を加速させている会社は、ESGでは低評価となり、お金を集めにくくなります。一方で、環境に良いとされる電気自動車を作るメーカーは評価が高くなり、投資家の資金が集まりやすくなります。

 ヨーロッパの大口投資家、年金基金ファンドも投資先の会社には毎年のようにヒヤリングをし、ESGの観点から投資先として相応しいかどうか確認し、取り組みを強化するように働きかけているのです。企業の生き残りに直結するクリティカルな問題になっています。

 このように、ESG投資が進むと、お金の流れが変わり、持続可能な企業にお金が集まるようになります。また、企業側も、ESGとSDGs両方への取り組みを1つにまとめたサスティナビリティレポート(持続可能性報告書)を作成し、自社の努力を投資家にアピールするようになり始めています。

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【私たち個人ができること】

  国や企業のみならず、私たち個人ができることもたくさんあります。
まず、企業は環境に悪い商品をうるとお客さんに見捨てられることがわかっています。
 私たちは日々たくさんの買うという選択をしています。環境にいい商品を買う、悪い商品は買わないということで、企業にプレッシャーをかけることができます。

 おうちでできること、スマホでできること、外でできることなど、今日からできる SDGs100の身近なアクションをまとめました。

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 SDGsは国連も、国も、企業も、学校も、地域も、個人もみんなで進めないと意味がありません。
 私たちができることやっていきましょう!!

 私たち個人が行動することで、地球が笑顔になる、そして、子どもや孫がハッピーになる。地球が長持ちする。ぜひ小さな一歩をみんなで踏み出しませんか。

 この度、子どもにツケを回さないという思いで書いたこちらの本。

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 このままでは未来が危ないという未来予測から入り、SDGsが大切にしている持続可能という概念、そして17個の目標を「もし自分の身にふりかかったら」とストーリー仕立てにし、日本と世界の現状をデータでみていきます。
 そして、今日からできる100個のアクションを紹介し、最後に簡単には結論がでないけど、考えてほしい5つの論点を提示し、親子で、友達と、学校で話していただきたいものをご紹介しております。
 おかげさまで2度目の重版決まりました!!大きな事務所にいるわけでもなく、でもこうして活動をできていることを感謝しています。

 もしよろしければ、草の根で広げていければと思いますので、本のご感想をアマゾンで書いていただいたり、シェアしていただけるとありがたいです。
 
 13歳からのとありますが、全部にルビをふっているため、小学校3年生の子ぐらいから感想をいただいております。

●くもん出版「お笑い芸人と学ぶ13歳からの SDGs」

https://www.amazon.co.jp/dp/4774330949/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_63pnFb9EPT42S

また、ババ抜きでSDGsを楽しく学べる弊社オリジナルのカードゲームも大好評です。

https://shouka.thebase.in/items/11863947

子どもも、孫も、ひ孫もみんな笑顔になるように!伝えていきましょう!

1998.9  469-23 幼稚園の奈々(1998.10.3)

ーーーー 時事YouTuber   たかまつなな

#13歳からの SDGs
#子どもにツケを回さない  

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