先生、どうか皆の前でほめないで下さい。

更新の間隔が空いてしまいました。

学校祭、自分の手術・入院、明けて毎日の生徒指導…
毎日遅くまでいろんなことの対応に追われました。
充実している証拠ですね。笑
患部がまだ痛く、日常生活のつらさがまだあるのですが…

そんな中、前々から気になっていた本
「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」金間 大介

がオーディブルで聞けるようになったので、聞きました。

教員として勤務する私の肌感だと、ちょっと大げさな表現かな…と思うところもありましたが、「確かに…」「そうそう…」と納得の嵐。
今見ている生徒を見ていても集団心理として、いいことも悪いことも表現しない。良いことをしていても、一対一でほめてあげないといけなかったり、少し前の子供たちだと、集団の前で褒めるから正しいことを堂々としてくれるようになることが多かったけど、今見ている生徒はクラス全員の前で叱らないと動かない。叱るから、「怒られたくないから…」という感情で動くことが多いように感じる。決して叱りたいわけではないのだけど、褒めてもダメだからという第二の手段としての方法。

学校生活って生徒にとって何のためにあるのかな。と最近すごく感じます。
集団でいるからこそ、よいこと。集団だからこそできる反社会的な行動もあると感じることも。リアルな集団生活が少しずつ必要なくなっていく世の中で教育の場に何を残して、何を削除して、何を追加していけばよいのか。
難しいな。と感じる。
その難しさの実態をうまく表してくれている著書だと思う。
ただ、解決策は特にない。笑
教員でこの本を読んだ方の感想をお聞きしたいなー
みなさんはどのように感じるのだろう。地域や生徒のようすでも感じ方は違うだろうけど、これから日本の教育はどのようにしていけばよいのだろう。

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