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広島大会2019と一年の振り返りなど

キューバーの皆さん、あけましておめでとうございます!

2019/12/28に年内最後となる広島大会に参加して来ました。広島大会に向けての練習と競技の結果、一年の振り返りをしていきます。

広島大会での目標

前回出場した日本大会2019では単発、平均ともに自己ベスト(single 10.49, ao5 11.70)を更新しました。広島大会までには2か月弱の練習期間があったため少し背伸びして単発sub10, 平均sub11を今回の目標としていました。

大会に向けての練習

今回は思うような結果が出ませんでしたので練習内容の変化については触れませんが、PBはいくつか更新することが出来ました。

notRao5 10.64→10.33

weekly ave 12.29→11.73

mo50 12.06※→11.47

single 8.07※→7.90

rao5 9.87

※がついているものは記憶だよりです。数字で見る限りは確かに実力が伸びていると感じられると思います。調子のいい時はao5 sub12はほぼ出来るという手ごたえがありました。rollingの記録とはいえrao5 9.87は初めてのsub10で遂にここまで来たんだなという喜びがありました。

不調。。。

順調に実力を伸ばし単発、平均ともに更新は出来るだろうとふんで練習していましたが、大会が近づくにつれていい記録が出ない日が増えていきました。大会前日に参加したオフ会での計測会でも平均13秒を超えてしまい、焦った気持ちのまま大会当日を迎えました。

大会結果**

一回戦

ao5 12.50

14.15 11.42 13.33 12.75 10.97

悪い調子がそのまま出ました。10~14秒台を全て記録する乱調っぷりで、ソルブの内容としても余計な持ち替えをしたりスロットを間違えたりミスが目立ちました。

二回戦

ao5 11.94

10.85 11.19 11.94 12.70 13.35

一回戦はガチガチになって失敗したので、力を抜くことを意識して臨みました。ジャッジは仲のいいTouiさんだったのでソルブの間に一言二言コミュニケーションをとることで緊張を解せた気がします。記録更新には失敗してしまいましたが、sub12を死守できたのは良かったと思います。

3*3*3決勝

自分の参加競技はいつも通り3*3*3のみでしたので二回戦敗退後は他競技のジャッジを連続して行いました。おそらくジャッジ協力の呼びかけのあったすべて競技でジャッジをしたので3*3*3の決勝だけは仕事なしで最前列中央の特等席?で観戦させてもらいました。

前のめりになって準決勝1位と2位の選手の試技を交互に見ていると、洲鎌選手の2試技目で単発4.80の日本新記録が出ました!(日本初のsub5)日本キューブ界の歴史に残るような記録を目の前でOLL57からPLLがskipする瞬間までハッキリと見ていました。これが見れただけでも遠い広島まで来た甲斐がありました。

大会を終えて

今回の大会は、本番で実力を発揮することの難しさを知った大会でした。自分自身も練習でのタイムを出せずに終わりましたし、仲間のキューバーにも実力がありながらDNFやsub○失敗で相当なショックを受けている様子の人がいました。より高いレベルで挑戦しているのですから僕よりずっと悔しい気持ちなのかもしれません。ですが彼らなら腐らずに練習を続けてまた結果を出してくれると思います。心折れて投げ出しそうな気持ちがないでもないですが、彼らについていくつもりで次の大会に向けて練習していこうと思います。

一年の振り返り

昨年末の日本大会2018参加から気づけばもう一年が経ちました。大きな変化のある一年でした。競技に関しては結局3*3*3のみに取り組み、公式タイムで

**単発 14.06→10.49 **

平均 16.58→11.70

とそれなりに伸ばすことが出来ました。タイムが伸びたことも大事ですが、数字に表れるより多くのことをこの一年間で経験し学んだと思います。

大会ごとに目標を設定しそれに向けて毎日練習をしてきました。つらいと感じることもありましたが、いつも応援してくれる人や同じ目標を目指す仲間がいたおかげで続けて来れたと思います。ありがとうございました。自分がスピードキューブをいつまで続けていけるかはわかりませんが、キューブを通して学んだ自分に必要なものは何か分析し、成長を信じて愚直に努力することはこの先何をやる時にも役に立つ気がしています。

周囲からはキューブに取り組む姿勢について評価してもらえることもありましたが、自分の内側では様々な葛藤がありました。18個もあるスピードキューブの競技のうち頑なに3*3*3だけを一年間回してきたのは単に競技の数を絞って集中した方が早い成長が見込めるからだけではなく、完璧主義がそうさせていたと思います。3*3*3が速くなるために最短距離に思えること以外はする気になれませんでした。

気軽に様々なパズルや解法に挑戦して知識を広げていく人達を見ては複雑な感情を抱いていました。「競技での結果を求めるなら自分のやり方が正しい気がする。しかし”楽しむ”ことを目的にするならどうだろうか。いやそもそも”楽しむ”とはなんだろう。」

何が正しいかはわかりませんが、キューブを始めて、自分の考え方は相当に偏っていることや、自分とは違う方法で物事に取り組む人にも尊敬できる人がたくさんいることを知れたのはこれまでにない経験でした。

苦手なことに挑戦するべきなのではないかと思うこともありましたが、今更自分を変えて興味の幅を広げることは難しいし、そうする必要もないというのが今の僕の考えです。人間社会は分業社会です。何かが不得意でも得意なことがあればいいのです。キューブでも自分は自分のやり方で出来そうなこと、他の人は他の人のやり方で出来そうなことに取り組めばいいのではないでしょうか。

新年からもほぼ間違いなく僕は3*3*3しかやらないと思います。それはもうそういう人間なので仕方ないです。ですが、同じことばかりやって行き詰ったりつらくなった時は興味を広げて”楽しむ”ことを取り入れてもいいような気もします。

最後に2020年上半期の目標を書いておきます。

公式平均sub10

決勝進出

以上二つです!達成できるようにがんばります!

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