スピードキューブ京都大会～日本大会2019参加レポート

2019年11月17日 19:04

2019年10月20日に京都大会、11月2~4日に日本大会に参加してきました。大会に向けての目標、練習内容、競技結果をまとめます。

目標

前回出場したCCK(Cube Camp in Kanazawa)で更新したPBはao5 12.32 single 11.34でした。今回連続して出場する京都大会、日本大会の目標はao5 sub12 single sub11です。

BLDF2L#1というのは僕の造語です。BLDで(目隠ししたまま)F2L#1まで揃えるという意味です。CCKで日本記録保持者の伏見さんにインスペクションでクロス～F2L#1まで読み切ることが重要とアドバイスを受けてから始めた練習方法です。

京都大会までは一日15回、京都大会以降は一日5回練習していました。(失敗したスクランブルは成功するまでリトライします。)

練習開始直後は記憶が正しければ分析～実行3~5分、成功率60％くらい、日本大会参加時はいい時で分析～実行sub1分、成功率80%くらいになりました。

インスペクションでの先読みはまだまだ実戦的なレベルではありませんが、この練習をすることでF2Lの先読みが改善しているように感じたので、京都大会までは50ソルブする練習時間を削ってこちらに時間を割いていました。

京都大会からは元日本チャンピオンの佐島さんのアドバイスもあって、BLDF2L#1の練習は少なめに抑えて、ソルブする時間を増やすことにしました。

自分でも薄々そうした方がいいことは気づいていたのですが、なんだか楽をするようで自分よりも速い人に言われるまで決断が出来ませんでした。もっと柔軟に判断出来るようになりたいです。

CCK以降、F, Ja, Jb, Nb, T, Yの指使い、Ga, Gb, Gcの手順を変更しました。

特にF, Jb, Tで使う右親指F'は重要だと感じました。

PLLを改善するとOLLでもregripが削減できるものがいくつもあることに気づきました。

OLL9, 10, 17, 28, 41, 42, 56, 57

さすがに多すぎます。LLでイマイチな手順を使っているせいでタイムを落としているのは非常にもったいないことです。面倒でも気づいたら早めに手順を入れ替えるべきです。

PLLに関しては種類を入れ替えながら7種類を各2分ずつ反復練習していました。

9月半ばはかなりモチベが高かったため、週末に合計1000ソルブすることにしていました。9/14~16, 21~23, 28~29で3000ソルブ以上しました。

最初のうちは楽しみながら練習して、やればやるほど成長も感じていましたが、三週間目には心身ともに消耗が激しく平日に吐き気を感じて練習を減らすことにしました。

真剣に競技に取り組むならたまには無理も必要でしょうが、好きなことを楽しめなくなってしまっては意味がありません。自分を痛めつけるだけの練習はやめましょう。

無茶なことしたりもしましたが練習は自分なりに頑張っていたのでPBは何度か更新出来ました。(CCK前→日本大会前)

ao5 11.42→10.64 ※1

weekly ave 12.97→12.29 ※2

※1 notRAでの記録です。個人的には連続でソルブしていいところだけを切り抜いたRA(rolling average)と一発勝負のao5は区別するべきだと思っています。

※2 毎日5~6回ao5を計測した一週間の平均です。

京都大会

一回戦
ao5 12.68
12.92 12.31 (11.07PB) 12.82 (15.39)

二回戦
ao5 13.63
12.75 12.89 (12.32) 15.26 (16.02)

京都大会は単発しか更新できずダメな結果に終わりました。前日はあまり眠れず、結果を求めて過度に緊張していたように感じました。

日本大会

一回戦
ao5 11.70PB
12.03 11.35 (12.72) 11.72 (10.49PB)

二回戦
ao5 12.30
12.44 (12.49) (11.49) 12.17 12.30

日本大会はある程度満足いく結果でした。目標のao5 sub12、single sub11を達成できました。2ラウンドともCCKでのao5 PBを超える記録でした。やった～

次に参加する大会は広島大会(12/28)です。広島大会に向けての課題はTPSです。日本大会でトップ選手たちのソルブを見て、先読みの練習ばかりしてても根本的な指の速さが足りなかったらどうにもならないと痛感しました。

タイムの目標はao5 sub11、single sub10ですが、年内ao5 sub10も狙っていきます！

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