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トップシェフって誰なん⁇

先日インスタで
『どうやって料理を作りあげているのですか?トップシェフの料理を食べ歩いてヒントを貰ったりとか、料理人繋がりで意見交換したりしてアイデアをもらっているのですか?』
と質問があった。

まぁ確かに、殆どの料理人がそうやっているだろうな、、ただ僕の料理を食べた方やインスタをよく見てくださっている方ならご存知だろうが、
僕は誰とも連まないしご飯食べに行った時に考えながら食べたりヒントをもらおうとか、評価してやろうとかそんな事で食べには行かんのよ。
もちろん自ずと感じてしまう事はあるけれど、その場を楽しんで食べる。
その理由はまた後日書くとして、そもそもそのトップシェフって言う方は誰の事を言っているのだろうとふと思った。
星を取っているシェフの事なのだろうか…
TOP50に入っているシェフの事なのだろうか…
多分そうなのだろう。
僕はその言葉に凄く違和感を覚えたし、星=正解の概念こそが真の食文化を曲げている事実にも関係している事を理解しなければならない。

さて、

今までもこれからも、僕が思うトップシェフはそれぞれのお母さんだ(もちろん料理が得意ではないお母様もいるだろう)
それぞれ皆さん一人一人のお母さんこそトップシェフ‼︎これはお世辞でもなく僕が求める味の表現したい根幹のところでもある。

僕の母は料理が上手だ、毎食おかずは7.8品は当たり前で食べな食べなと次から次へと料理が出てくる。
もうお腹いっぱいで食べれないと言っていても、これはさ採ってきた山菜でこんなの作ったから食べてみてよ!美味いんだよ〜と笑顔で料理を出してくるw

まだ学生の頃、料理の鉄人とかで、
料理は心やー‼︎と神田川さんがよく言っていた、
その当時の僕はこの人心の前に技術を磨けよと思っていた自分がいる。
料理を目指した当初はそんなの馬鹿かと見下していた、
でもそれこそ1番の味であり美味しさと心温まる料理という名の寄り添ってくれる愛情なのだと知った時、僕の料理の表現はそこを目指して日々、いつも求めている。

家庭料理とプロの作る料理はそもそも求める所が違うから別物なのだけれど、その心に響く料理をレストランという非現実の空間で味わえたら最高なのではと思っている。

僕が求めているのは、それぞれ1人1人の記憶の根幹にある料理の温もり、幸せ、思い出、その記憶、のその先の味を出したいんだ。
今もこれからもそこを目指して料理を作り続ける。

ホッとするけどたどり着けない味。
またホッと食べたくなる味。
心に寄り添う温かい味。

#takamasa  
#渡邊将史
#今だからこそ飲食店の在り方意義を伝え考える時
#食は心を育てる物礼節の学び場
#今のままでは日本の食文化やレストラン料理人か ゙育たない

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