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松坂大輔

2021年10月19日 1人の野球選手が引退した。

松坂大輔だ。
野球ファンなら誰もが一度は耳にしたことがある名前だと思う。私自身、野球を見始めた頃は、MLBのボストン・レッドソックスの一員であり、WBC日本代表の一員だった。(マクドナルドのファイルが懐かしい)
松坂が横浜高校時代、甲子園で春夏連覇した1998年は私の生まれた年でもある。その松坂を引退試合を除いて、一度だけ生で見たことがある。
2018年京セラドームで行われたオールスターゲームだ。


生で松坂大輔を見ることができ、感激したのを覚えている。結果としては、古巣西武の秋山、森友哉に本塁打を打たれる結果となってしまったがオールスターの松坂を見れたのは一生の思い出だ。

そこから3年後の2021年引退を表明。引退試合の前日の試合も見に行ったのだが、予告先発でアナウンスがあったときに球場全体が拍手に包まれたと同時に「いよいよ明日か」とも思った。

試合当日は、少し早めに球場入りした。電車に乗ると前日に比べて、西武球場前行きに乗っている人の数が明らかに多い。「みんな半休取ったのかな?」と思った。
球場に着くとまるでお祭りだ。18番ホームに電車が止まっており、電車の中や外にコメントを書く紙を貼ることができるようになっていた。
さらに、車内には松坂のこれまでの歩みの記事が並んでいた。

駅前では記念の入場券が売られており、購入。


やることを済ましてさあさあと球場に入る。いつもとは雰囲気が違う。松坂がブルペンに入ると球場全体の視線がブルペンに注がれた。そしてブルペンでの投球練習が終わり、17時45分いよいよ試合が始まる。登場曲が流れ、背番号18がマウンドに上がり投球練習を始める。審判からのプレイボールがかかると一瞬で球場全体が静まった。横浜高校の後輩でもある近藤との対戦。一球一球目に焼き付ける。最速は118km、結果としてはフォアボールとなってしまったが、平成の怪物の最後の勇姿を現地で見ることができて本当に良かったと思っている。
試合後はグランド一周、胴上げ。グランドを一周している姿を見ていると感極まるものがあった。(栗山や中村にその時が来た時はどんな感情になるんだろう)
それと同時に一つの時代が終わったんだなと感じた。

ありがとう松坂大輔

FOREVER DAISUKE

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