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アップスタート($UPST)のFY22.Q1決算発表【残念!】

本日は先日発表されたアップスタートの決算報告についてまとめました!では、内容を見ていきましょう ♪前回の決算はこちら

業種:金融・消費者ローン(Finance - Consumer Loans)

アップスタート($UPST)FY22.Q1:決算発表サマリー

売上:○、EPS:X、ガイダンス:X

C = Current Big or Accelerating Quarterly Earnings and Sales per Share

売上(四半期)

$310M / YoY+159%増(アナリスト予想:$300.12M)

*前年同期比で25%以上であることで、成長率は引き続き強い

調整後貢献利益率(四半期)

Non-GAAP EPS(四半期)

$0.61 / YoY+182%減 (アナリスト予想:$0.51)

*前年同期比で25%以上であることで、成長率はかなり強い

A = Annual Earnings Increases: Look for Big Growth

EPS(年間)

一株当たり営業 CF(四半期)

$-2.79 / YoY NA/ vs Non-GAAP EPS NA

ROE

3.7%

*Return on Equity は最低でも17%以上であること

N = Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Chart Bases

*新商品、新サービス

S = Supply and Demand: Big Volume Demand at Key Points

*上昇の出来高が高く、下落の出来高は枯渇していること
その他検討事項:自社株買入、負債比率、比率が高い株式分割は X

L = Leader or Laggard: Which Is Your Stock?

*同じグループ・業種の中で上位2、3社を選ぶ
*RS ライン(マーケットと比較して、強いか否か)
*市場が調整中にマーケット下落より下落幅が少ない

I = Institutional Sponsorship

*機関投資家が市場の7割くらいを動かしていて、機関投資家の質と増加が大事

ガイダンス

ガイダンス:X
・売上:(FY22.Q2)$295M~$305M (前年比 +52%~+57%) /(通年)$1.25B (前年比 +47%)
・調整後EBITDA率:(FY22.Q2)10%~11% /(通年)15%

アナリスト予想:
・売上:(FY22.Q2)$334.81M (前年比 +73%) /(通年)$1.4B (前年比 +65%)
・EPS:(FY22.Q2)$0.54 /(通年)$2.27

決算コール質疑応答

全体的に厳しいコール内容でした。アナリストからの質問の厳しいのもいくつかあり聞いている方もドキドキでした。

Q:コンバージョンレートが想定より低かったがその内容と、今後の傾向について。(コンバージョンレートとは:分子『取引が実行された金額』/分母『利率の問い合わせがあった金額の内適切な金額』)
A:2点関係していて、金利の上昇とそれに伴い銀行と機関のリファーラルが影響する。また、コロナ援助の関係で今までは異常に延滞率が低かったと見られる。今後については、延滞率はここ60日ほど安定しているが、金利の上昇から景気低迷を予想している人もいるがそれはマクロをどう見るかにもよる。

Q:ABS(asset-backed securities、資産担保証券)の販売状況。
A:販売先はいくつかあって銀行の方が金利上昇に耐えやすく、機関投資家の方が金利上昇に敏感。2022年はABS市場に販売される取引額は2021年と比較して大きく減少しているが、弊社としては今までと影響はないと見ている。

Q:延滞率の増加の話について、今後ローンを提供する資金集めに困ることは?また、バランスシートのリスクを少し上昇させた(ローンの計上)とコメントがあったが、今後どこまでのリスクを許容する?
A:ABS取引について、先ほどコメントしたように延滞率も安定してきて、トリガーが発生する状況は想定していない。バランスシートについては、基本的には全てR&Dに使ってきたが、直近四半期は金利の上昇に対応するためのスポット費用が発生した。迅速に対応することが重要であり、今後も必要に応じて対応し、それにより高いリターンを投資家に提供できると考えている。

Q:ガイダンスを見ると、下半期にレセッションのシナリオを織り込んでいると理解したが、ローンのミックスをどう変更したのか?
A:金利の上昇から取引総額が減少すると見ている。金利の50-100bps上昇はプラットフォームの効率化によりオフセットできると考えている。ただ、今では300bpsくらいの上昇があるため、ガイダンスを減少することにした。リセッションを想定している訳ではない。

Q:金利上昇による個人消費社への影響は?自動車の値段が下がってきているなか、自動車借換ローンビジネスについて。
A:単純に今までローン申請が通っていたお客様にローンが降りなくなるだけの違い。また、多くは裁量ローン(生活必需品のためではない)であるため、価格への変動はより敏感で金利が高ければローンを組まない人が多い。自動車借換ローンは新商品のため、予想は難しいがもちろん金利上昇により影響を受ける。プロセスの自動化や簡易化に集中している。

Q:バランスシート$600Mの話に戻るが、長期的なローンでないことは理解できたが、これはどのように承認された内容?また、新規銀行提携先が15社とあったが、この内容について。
A:具体的にいくらがどこに行くかは決まっていない。ただ、第一四半期のボラティリティを見た結果、R&Dにも引き続き投資するがビジネスを安定するためにも一部ローンに回すのが適切と判断。銀行提携については週に1社ほどのぺースで、特に信用組合が多い。

まとめ

C:◎  →   50%以上
A:△   →   50%以上(EPS未達)
N:○   →  新商品
S:X   →  直近の上昇での出来高高い
L:X   →  業種平均を大きく上回る
I :○   →  機関投資家、上昇中
M:X   →  市場状況(market in correction)

では、素敵な 1 日を ♫

皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!