Exxon Mobil($XOM)のFY21.Q4決算発表【売上未達、EPS○】
おはようございます!
今日は、ここ最近とてもホットなエネルギー関連銘柄のエクソン・モービルの2021年、第4四半期決算報告をまとめました!今まで見てきているグロース銘柄とはPLの見方も違うので、少し戸惑うかもしれませんが一緒に勉強していきましょう。
FY21.Q4:決算発表サマリー
売上:X、EPS:○、ガイダンス:?
売上は、アナリスト予想を下回ったのですが、決算後株価は6%以上上昇する結果となりました。これは、原油価格の上昇、自社株買入の発表、コスト構造の改善からくるものとみられます。
売上
$84.97B / YoY+ 83%増(アナリスト予想:$88.72B)
*前年同期比で25%以上ですが、2020年の比較対象がコロナで異常に低い
セグメント別利益
エクソン・モービルは主に3つの事業からなる。
Upstream:原油と天然ガスの開拓・生産(発掘・保管)
・前四半期から原油の発掘+8%、天然ガスは+63%
・パーミアンからの発掘拡大
・価格上昇からの貢献が一番大きい
Downstream:輸送・精製・マーケティング・販売(例:ガソリン、ディーゼル、プロペイン等)
・精製利益率が前四半期から向上
・精製は2013年から見て過去最大の四半期
・潤滑剤利益も強く
・ノルウェーのバイオ燃料会社の49.9%を買収
・需要増加+構造改革による利益大幅改善
Chemical:石油化学製品の製造・販売
・供給の増加とコスト増で、業界の利益率は減少
・年間利益率は過去最高
・高付加価値商品+7%の成長、将来も大きく期待
EPS
$2.05 / YoY+6733%増(アナリスト予想:$2.02)
*前年同期比で25%以上ですが、2020年の比較対象がコロナで異常に低い
キャッシュ管理
・$10Bの自己株買取をアナウンス
・2012年以来、営業CF(CFO)最大
・2020年に膨れ上がった債務を整理
・投資家への配当高水準
損益分岐点
構造改革と商品ミックスにより、損益分岐点を減少。また、2027年までに、引き続き減少する見込み。
ガイダンス
具体的な数字は出ませんでしたが、以下の情報が出ています。
質疑応答
質問:原油価格を見て、share buy backのスケジュール
回答:高い利益率の商品へ投資を続ける、BSの改善、配当も強く。24ヶ月より早くなるかもしれないが、状況に考慮する。
質問:22年の製造量
回答:製造高よりも質と利益率に注目している。特にupstream。dianapermium、21年と出来高は似ているが、ミックスを変えてperbarelBEPが下落。
質問:コスト削減、インフレの影響
回答:6b$structuralcostreduction/efficiencies.thろうgh23。2b22and23now,exteed.短期的には、2021年にインフレを考慮して動いたため、インフレ影響は比較的抑えられた。ビジネスでインフレ影響を解消する見込み。
質問:increase in capacity.
回答:パプアニューギニとかで見られる、キャパを最大に使う。downstreamの効率化をupstreamでも使っていて、効果が出ている。ケミカルも同様。
質問:CAPEXガイダンス、どのようにレンジを考えているか。
回答:年の初めは、このレンジの真ん中からスタートして、プロジェクトの進行を見て、上向くか下向くかを検討する。
質問:7% growth, performance volumeの要因
回答:高利益率へより集中する、またコスト構造を効率化。
質問:12ページ、BEガイダンス。
回答:投資家デーにて詳細。
質問:cash dividend, what to do with cash?
回答:競合他社とも比較はしていて、高い方。
質問:コスト構造改革
回答:ベストプラクティスを会社全体で適用している。
質問:M&A、戦略的に何を見ている?
回答:アクティブに動いていて、特殊な価値・シナジーを提供してくれるような会社。全ての分野で。low carbon emission のスペースは特に。
質問:環境インパクト
回答:lower emission but not compromise quality.提供する商品だけでなく、社内的にもどう環境インパクトを削減するか。
質問:permianの今後。
回答:数年前に長期的な戦略で生産に注目して、正しい選択だと感じている。21年から+25%くらい。
質問:ミックスの情報、BEへの影響
回答:BEには全てのビジネスが貢献。upstreamからの影響は大きい。
質問:構造改革はHCの削減が含まれているの?
回答:ビジネスを集約することにより、効率化は見られる。2020年にしなければならなかった、HC削減のような一時的削減ではない。もちろん、HCはビジネスに応じて調整はするが、コスト削減の大きな要因ではない。
質問:Cashポジションの考え方。
回答:もちろんBS改善はするが、ボラが高い環境下では現金のクッションを持つようには心がけている。
質問:国際ガス、LNG好調の要因。
回答:ガスは基本長期契約の元にある売上。
以上、本日はエクソンモービルの決算報告でした!
次の四半期もエネルギー銘柄は決算が強い可能性があるので、次回も注目したいと思います!
素敵な水曜を♪
皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!