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【フィンドホーン語録①】

フィンドホーンで生活するにあたって、使用される言語は英語。
スタッフとして働いている人も毎週来ていたゲストも世界中からやってくる。
英語と言っても母国語(ネイティブ)の人だけではないから、
フィンドホーンで独自の意味合いを持つように
進化した英語の単語も使い方も多いと感じていた。
ここでは、私の英語の解釈が中心となるけど、
どんな使われ方をして、どんな経験があったのか。。
それらを織り交ぜながら書き出してみようと思う。

まずは、★「Sharing」(=シェアリング)。
文字通り「分かち合うこと」なのだけれど、
フィンドホーンの毎日では少なくとも
1日2-4回は自分のことを話して、
「時間を分かち合う」「人生を分かち合うこと」が行われる。
フィンドホーンに行って最初の頃は
英語がまだまだ慣れていなかったから、
自分のことを話すことだけで精一杯だったけど、
だんだん言葉に余裕が出てくると
まさに他の人のシェアリングを聞く中に
自分へも通じることが聞こえて共感して涙が出たり。
そうなると「人生」の一部分を
一緒に体験したかのように感じてしまうことも。
英語でなく、日本語でもシェアリングに慣れていなかった時は
ドキドキして何を話していいのか迷っていたりもしたけど。
さすがにフィンドホーンでの生活で
毎日の様にシェアリングしていると慣れてきて、
日本に戻った今は、その時間がないのが少し寂しい気もする。

会議をしたり、グループで集まる時は円でキャンドル🕯️を囲むのが通常スタイル



毎日の仕事やミーティングなど、人が集まって何かを始める時に
意識合わせをしてからその時間をスタートさせるために行う
★「Attunement」=(アチューンメント)
英語の辞書を引くと[楽器の]調音、調律。
または、他者との同調、調和などなど。
オーケストラでそれぞれの楽器が音を合わせて、
演奏に備えるようなチューニングを
私達一人一人も会議や毎日の仕事に入る時に行っていた。

アチューンメントの時はよく手を繋ぎ、円を作るようにして
心を静める時間を持つ。
初めて行った時は何やら怪しい儀式でも始まるのかと
ワクワクしていたものだが、
コロナ禍にあった時は、手を繋ぐこともできず
何か物足りなさも感じたり。

最初の頃こそ、ソワソワしたり、ワクワクしていたけど、
慣れてくるとアチューンメントの時に
静かに目を閉じて、深呼吸をして、
一旦自分の状態を自問自答するような習慣ができてくると
大きなミーティングなどに大事な時間に入る前などは
特に効果的だと感じた。

自分の状態を自問自答することを
★「check in 」(=チェックインする)と言って
特に大人数で各自が元気なのかとか、
気分は良いのか悪いのかとか。
それらを簡単にシェアする為の
ちょっとしたゲームのようなことをしていた。
例えば。。。
「今の気持ちや体力の残量などを“天気”や“空模様”で表現する」とか。
単純に“数字”で表す、色で表す、
体を使ってジェスチャーで表す。などなど。
そのミーティングを仕切る ★「focalizer」(=フォーカライザー)が
お題を決めて進めるから、ちょっと大喜利っぽくなる時もある。

このチェックインも最初は慣れずにドキドキしていたが、
どんどん慣れていき、
大人たちが大真面目にやっている姿は、
今思い出しても
可愛らしく思えて、ニヤケてしまう。

そう、幼稚園児みたいだと自分達でも笑っていたなぁ。

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