活動

音楽やることに対しての姿勢について考えている。

かつては放っておいても曲が自然と作れていた。今は捻り出すようにしか作れなくなってきたように思うし、もう俺には作れないのではないかとさえ思うときがある。それはなぜなのか、自分なりに考えている。

実家住まいであったこと、仕事にあまり責任感がなかったことが大きいかもしれない。バイト程度の責任感の仕事をして、終われば家に帰って音楽の事ばかり考えていればよかった。炊事、洗濯はお任せ状態であったので、自室に籠って創作活動する時間は沢山あった。実家にお金は入れていたが、気持ち程度の額だったので自由に使える金が今よりあった。機材もよく買っていた。

これではいかん(体裁)と独り暮らしを始め、30も過ぎ仕事にも責任が増えた。仕事に心悩み、残業で帰宅も遅くなり、自室に帰れば炊事、洗濯、あらゆる事を自分でやらなければならぬ。「いい人はいないのか?」と両親に詰められる。食費、光熱費、家賃、車のローンや保険で手元に残るの金は寂しいものだ。生活で手一杯なのだ。

創作に必要なのは情熱と集中力だ。情熱と集中力こそが才能なのだと思う。社会生活をしっかりしようと思えば思うほど気が散漫になってしまう。

好きなものに対する情熱。好きなアーティストのインタビューを読み漁り、動画を見て奏法や機材を研究し、音楽を聴きながら合わせて楽器を弾く。そんな時間が今より断然多かった様に思う。

音楽が好きなんだろう?責任を言い訳にしてサボっていないか?今、お前は何をやってるんだ?と自分に問うている。

何の勉強も、努力もなしに自分が納得いくものが作れると思うなよ。残された時間をどう使うつもりだ?放っておいても作品が作れるような時期はもう過ぎ去ったのだ。好きなものへの向き合いかたを今一度考えよ。好きなんだろう?傾ける情熱もなしに閃きが降ってくると思うなよ。

好きなら頑張れるハズだし、好きだから頑張るんだろう。

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