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セリーグ順位予想と根拠
遂に今日、プロ野球が開幕しますが今回はセリーグの順位予想をします
コロナの影響で開幕が延期され、日程や方式などが色々変化し前例のない形になってきましたので順位予想はかなり難しいのですが
個人的に今回の方式による従来の順位予想と違うポイントは
1 ブルペンの層の厚さがより大切になってくる
延長が10回までという短縮や過密日程による先発投手の疲弊、一軍登録の拡大を考えるとブルペン陣を早めに注ぎ込んで勝負するという展開の試合が増加する事が考えられるでしょう
そのため、ブルペン陣の質量が従来よりも重要になってくると考えられます
また、過密日程はブルペン陣も同じなのでブルペン陣の運用も重要になってくるでしょう
2選手層の分厚さ
試合数が少なくなり一試合あたりの重要度が上がった一方で怪我による欠場試合数は変わらない、もしくは過密日程により寧ろ多くなります
また、コロナによる自粛期間中からあまり間を空けずに開幕するので怪我のリスクが高く、選手の怪我による離脱の影響を少なくする選手層の厚さが通常よりも重要になると予想されます
3 移動距離
過密日程ですので当然移動が少ないチームの方が疲労は溜まりにくくなる筈です
なので基本的に関東圏のチームが有利になると予想されます
しかし、一方でコロナの感染者数などを見ると関東圏の方が選手の感染リスクは高く、コロナによる離脱が増える可能性もあるので一概に関東有利とまでは言い難いです
4 飛ぶボール
今年のボールは反発係数が普通より高いような気がしてますし同じ意見の方も多いようです
単に投手の調整不足から飛ばされているという可能性も否定できませんが
そうした中ではピッチャーズパークが本拠地のチームが恩恵を受けやすくなるでしょう
以上の点を踏まえてした順位予想がこちらです
1広島
2巨人
3横浜
4中日
5阪神
6ヤクルト
根拠をいかに述べます
1広島
これは広島ファンとしての忖度が入ってます
(去年もそれ入れて痛い目にあったので本当はやめたかったけど笑笑)
投手陣は大瀬良、床田、ジョンソン、九里、遠藤、森下が開幕ローテーション入りする見込みです
二軍には高橋昴也、野村祐輔、山口翔、アドゥワ、中村祐太などが控えており層自体は分厚いです
一方で遠藤や森下といった先発としての経験が不足している選手が開幕ローテーに入っている点は不安であります
リリーフ陣は今村、中崎、スコット、フランスア、高橋樹也、薮田、塹江が一軍登録されています
練習試合で当初はかなり不安を露呈しましたが徐々に復調傾向にあり薮田、塹江辺りが活躍してくると一気に厚みが増すでしょう
岡田、島内、一岡、矢崎、中村恭平といった二軍に控えてる選手も一軍で活躍できる可能性を秘めているので層としてはそれなりのものがあると言えます
野手ですがまずは予想開幕オーダーから
1ピレラ
2菊池
3西川
4鈴木
5メヒア
6會澤
7堂林
8田中
9大瀬良
全体的に悪くないメンツですが長打力に関しては一抹の不安も抱えています
鈴木誠也を除いて西川、メヒア、堂林といった長打を期待したいような面子は一軍での実績不足(西川は実績こそあれど長打力が覚醒したのは昨季終盤から)なのでこける可能性は高く長打力不足に陥っても不思議ではありません
一方で彼らが長打力を無事発揮出来れば長打不足の問題は解消されるでしょう
打線としては鈴木誠也をいかに活かすかと言うのが最重要課題でしょう
昨シーズンは鈴木誠也の好不調とチームの好不調の波がほぼリンクしていました
そのためには前後の打者が重要で前後の打者が誠也との勝負を相手に選択させるような脅威にならなければなりません
なので西川やメヒアが打線の命運を握っているでしょう
まあ、フォーシームへの対応も鍵の一つです
三連覇中の広島の圧倒的な打力はフォーシームへの対応力が根底にありましたし、ここ数年のpitch valueを見てもフォーシームへの対応力は打線の得点力と直結しています
一方で去年は対フォーシームのpitch valueは下位でしたし今年のオープン戦でも12球団の中で唯一マイナスを計上するなど不安は残ります
控えのメンツは
高橋大樹
長野
野間
石原
坂倉
上本
小窪
三好
安部
といったメンツで代打の一番手は高橋、長野辺りが期待されるでしょう
二番手に坂倉、安部といった選手が上がってくるでしょう
もう少し代打の方が厚くなるのが理想的ですがそこは二軍で怪我から復帰した松山や小園に期待したいところです
守備に関してはメヒアの3Bが不安ではありますが堂林が1Bに食い込めれば内野全体としての守備力はそこまで落ちないと考えますしそこまで悪くないです
以上見てきたように優勝できる戦力は整ってますし忖度したと書きましたが優勝する可能性自体はそれなりにあると思っています
以下のチームはざっくりと
2 巨人
野手力はリーグの中で一つ抜けている存在でしょう
今季も坂本、丸、岡本のラインは脅威になるはずです
打線のキーマンとしては吉川尚輝やパーラといったコンタクト型の選手です。
彼らが高い出塁力を叩き出せば打線のバランスも引き締まり得点力の更なる増加すら見込めます
一方で投手陣は菅野が復調傾向にあるのはデカいですが山口俊が抜けた穴はでかいでしょう
また、リリーフも去年酷使気味であり戸郷、サンチェス、ビエイラといった去年からのプラスαの要素が鍵になるはずです
関東圏にあり層も分厚いのでこちらも優勝の可能性が高いと言えましょう
3横浜
筒香が抜けたもののソトや新外国人オースティン、ロペス、佐野といった打線のメンツは長打力に関しては頭抜けているでしょう
一方でコンタクトに欠ける面も強く所謂ゼロ百打線にならないためには彼ら以外のコンタクト型の選手の頑張りが必要でしょう
投手陣は先発人の方は厚いですがリリーフ陣はここ数年酷使気味の選手が多いのが不安要素と言えるでしょう
全体として優勝できる可能性のある戦力は揃っていますが巨人や広島よりは少し劣るでしょう
4中日
野手力に関しては巨人に匹敵するものがありますが一方で投手力には不安があります
しかし、ナゴヤドームが本拠地というのもあるのでナゴヤドームの恩恵を得ながら平均的な投手力で野手の長打力、守備力で差をつけていくという落合中日時代に似たような戦い方が出来ればAクラスは近いですし優勝の可能性すら見えてくるでしょう
長年正捕手不在のチームですのでそこに郡司が食い込めるかというのは一つのポイントでしょう
5阪神
このチームをこの順位に位置させるのは正直忍びないです
投手力では明らかに頭一つ、二つ抜けてる上甲子園の恩恵も得られるでしょうしコロナ的な戦術が1番フィットするかも知れません
打線もボーアがいい感じですがボーア、マルテがスタメンを張るときの大山の起用方が確立してないのが痛いのと糸井、福留といった主力の高齢化、全体的な守備力、選手層など野手力の問題を考えるとAクラス予想は厳しいです
二遊間が固まってないのもマイナスでしょう
しかし、Aクラス入りの力は十分に持ってますから大山をレフトあたりで起用できると変わってくるのではないでしょうか?
6ヤクルト
元々怪しい投手力を打線でカバーしてきたチームですが今年は一段と投手力が落ちた上にバレンティンが抜けて打線のスケールも落ちたのでこの順位が妥当でしょう
大西やエスコバーといった新戦力の台頭が鍵ですがそれでもなおAクラス入りは厳しいでしょう
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