ニシオアキコさんのVoicyを聴いて学んだこと


ニシトアキコさん
9月3日配信のVoicyを聴いて、とても感銘を受けたので書いてみたいと思います。
ストーリーなので読みにくいところがあると思いますが、ご容赦下さい。

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子育てからの気付き
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3人娘のパパさんの出来事です。
次女が3歳の頃、まだ1歳にも満たない三女に対して苛立ち、頬をパンと叩いてしまいます。
何か気に入らないことがあったのでしょう。

それを見ていたパパさん
「手をあげること、暴力を振るうことは絶対に駄目なこと」という強い価値観を持っています。娘のその行為を見て、抑えきれない感情が湧き上がってきて、次女を勢いよく怒鳴りつけてしまいました。別室に引っ張るように連れて行き、大きい声で説教したそうです。

それからというもの、娘は何かにつけてこの日のことを口にする様になりました。
長女が悪さをしたら
「パパ、あの時みたいにお姉ちゃんを怒ってよ!」
お母さんが支度がなかなか出来ない娘たちにイライラしている様子を見たら
「パパ、ママに怒ってよ!」
といった調子です。


パパさんは色々学んでいるうちに、あることに気がつきました。
それは娘さんに対して、あの時、妹を叩いてしまった理由を聞くこともなく叱りつけたこと、それはまさに、自分がやってはいけないと日頃から思っている暴力だったのではないかということ。自らが娘に暴力を振るっていたのではないかということです。
そして、まずは娘の気持ちになって、叩いた理由を聞いてあげなければいけなかったということにも気付きます。
娘に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

パパさんは正直に謝り、間違いに向き合うことを決意しました。
それは、間違いに向き合う姿勢が娘にとって、何かの学びになると思えたからです。
「娘もこの先間違えることがあるはずだ。その時どうやって間違いに向き合うべきなのかを伝えられるチャンスを与えられているんじゃないか」と考えられたそうです。


まずは、ママを怒ってほしいと言う娘さんに向き合い、話しを聞きます。
父「なんでパパはママを怒るの?」
娘「だって私、ママのこと嫌いだもん」

パパは話します。
父「パパはね、○○ちゃん(次女)のことをすごく大きな声で怒ったことがあったね。あの時パパは○○ちゃんのことを嫌いだから怒ったわけじゃないよ。あの時怒ったのは、○○ちゃんが妹のことを叩いたからだったけど、あんな風に怒ってしまったことを、今は間違いだったと思っているんだ。あの時みたいに怒ることがないように、パパは今勉強しているからね。」

その話を聞いた娘さんは「パパが変なこと言ってるなぁ」といった感じで首を傾げていましたが、突然「パパ、抱っこしてあげる!」と言ってパパの足を抱えて、持ち上げようとしたそうです。

その瞬間パパは、はっとしました。
「抱っこしてあげる…」
そうか、人に暴力を振うことを良くないと伝えたいなら、娘のことを抱きしめてあげれば良かったんだ。それから妹を叩いてしまった理由をきちんと聞いてあげれば良かったんだ。娘はそれを教えてくれたんだ、と…

その日以来、娘さんとパパは、より一層分かり合えた気がしたそうです。

ご家族や友人、会社の同僚や先輩、地域の人など、たくさんの人と関わっていると「ああ、やっちゃったな」ということは度々起こりうることだと思います。
みんな未熟だから、みんな成長中だから、そういうことは日々起きる。
ただ、そのことを学びに変えていけばいい。

人は何歳になっても間違えます。それでも間違えることによって、間違えから学んでいけばいい。
日々のコミュニケーショから、何を学ぶかは人それぞれだと思いますが、人間関係をより良いものにしたいので、日々、眠っている日常の成長する機会に気付けるようにアンテナを張っていきたいと思わされた放送でした。

ニシトさん、心温まる、とても良い話をありがとうございました。

ニシトアキコさんのVoicy

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