#337 永遠の反抗期
ここで以前、『Tのこと』(#103)というタイトルで、Tのことを書いたことがある。下記は、そのTが死んじゃった翌月の『ahead』に掲載された若林葉子のコラムだ。
彼女が書いたものの中では、五指に入る一本だと思っているのだけど、今発売されている最新号(2022年11月号)と、そのウェブ版の両方に再掲されるにあたり、最も印象的で、最もTとTの奥さんのことが伝わり、最も好きだった一文(文字数にすると、わずか27文字だ)が削られていた。
おいこら、なんてことしやがる……と思ってすぐにクレームの連絡を入れたところ、「なんか若いというか、気恥ずかしいから取っちゃった」などと仰る。おい待て、その頃すでにオーバー40なわけで、いまさら若いも恥ずかしいもあるかよ。
いや、ホントに残念なのです。とはいえ、書き手の意志で削ったものを、ここで勝手に書くわけにもいかず、気になるけれどオリジナルの号(2011年7月号)が手元に無いひとは、どうぞそのまま気になり続けてください。
写真はたまたま今日、うちのベランダから見えたきれいなひこうき雲。
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