見出し画像

#076 ものごとは柔軟に

衝突のダメージを軽減するため、クルマにはバンパーが装着された。でもそれだけでは足りないので、補強部材があちこちに張り巡らされるようなった後、ちょっと発想を転換。つぶれるところはつぶし、それによってダメージを吸収する構造に発展していった。

で、もっとなんとかならないかと考え、とにかく人間の身体を可能な限り保護しましょう、ということでエアバッグ登場。それが作動する状況に陥ったのなら、もうそれ以上は運に任せるしかないよね……と思いきや、だったらぶつからんようにしたらええやんか、と衝突軽減ブレーキや車線逸脱警報、スタビリティコントロールといった電子デバイスのあれこれが装備されるようになった。

クルマの世界はこんなに柔軟で進歩的なのに、いつまで経ってもとりあえずガードを固めておけばいいっていう、ひとや組織が多いよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?