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#042 探偵
ちゃんと調べていないし調べられる気もしないのだけど、今も昔も、日本でも諸外国でも、探偵が活躍して大きな事件を解決したことなんてなかったよね、きっと。少なくとも警察より先回りして、もしくは警察と協力して密室事件のトリックを暴いて犯人検挙に貢献したという事例はなかったのではないか。もしもあったらすみません。天下の大泥棒が結構実在していたのとはそこが根本的に違う。
なのに、世の中には探偵ものがあふれている。小説でもドラマでも映画でもアニメでも。優しくなければ生きていく資格がなかったり、ベスパが愛車だったり、じっちゃんの名にかけたり、見た目は子どもだけど頭脳は大人だったりしながら、今日も世界中で犯人を追い詰めているのだ。
天才的な探偵を描いたエドガー・アラン・ポーの小説『モルグ街の殺人』は、それほどまでに画期的だった。偉大な発明だったと言ってもいい。180年以上も前に作られた架空のスタイルが、今でも手を変え品を変えて踏襲されているのだ。
「その手があったか」という思いつき。それを逃がさないように日々気をつけながら生きています。
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